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  1. 枚方市議会 2020-09-01
    令和2年9月定例月議会(第1日) 本文


    取得元: 枚方市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-23
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2020-09-07 令和2年9月定例月議会(第1日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 全文表示 選択表示 発言者の表示切り替え 全 317 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1   ◯野村生代議長 選択 2   ◯淨内俊仁市議会事務局長 選択 3   ◯野村生代議長 選択 4   ◯野村生代議長 選択 5   ◯野村生代議長 選択 6   ◯伏見 隆市長 選択 7   ◯野村生代議長 選択 8   ◯野村生代議長 選択 9   ◯野村生代議長 選択 10   ◯藤原卓也総務部長 選択 11   ◯野村生代議長 選択 12   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 13   ◯野村生代議長 選択 14   ◯乾口里美市長公室長 選択 15   ◯野村生代議長 選択 16   ◯松岡ちひろ議員 選択 17   ◯乾口里美市長公室長 選択 18   ◯松岡ちひろ議員 選択 19   ◯乾口里美市長公室長 選択 20   ◯松岡ちひろ議員 選択 21   ◯野村生代議長 選択 22   ◯野村生代議長 選択 23   ◯野村生代議長 選択 24   ◯野村生代議長 選択 25   ◯石田智則市民生活部長 選択 26   ◯野村生代議長 選択 27   ◯木村亮太議員 選択 28   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 29   ◯山中信之都市整備部長 選択 30   ◯木村亮太議員 選択 31   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 32   ◯山中信之都市整備部長 選択 33   ◯木村亮太議員 選択 34   ◯野村生代議長 選択 35   ◯野村生代議長 選択 36   ◯野村生代議長 選択 37   ◯野村生代議長 選択 38   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 39   ◯野村生代議長 選択 40   ◯小池晶子議員 選択 41   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 42   ◯小池晶子議員 選択 43   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 44   ◯小池晶子議員 選択 45   ◯野村生代議長 選択 46   ◯野村生代議長 選択 47   ◯野村生代議長 選択 48   ◯野村生代議長 選択 49   ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 選択 50   ◯野村生代議長 選択 51   ◯野村生代議長 選択 52   ◯野村生代議長 選択 53   ◯野村生代議長 選択 54   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 55   ◯野村生代議長 選択 56   ◯野村生代議長 選択 57   ◯野村生代議長 選択 58   ◯野村生代議長 選択 59   ◯川南 裕環境部長 選択 60   ◯野村生代議長 選択 61   ◯野村生代議長 選択 62   ◯野村生代議長 選択 63   ◯野村生代議長 選択 64   ◯野村生代議長 選択 65   ◯野村生代議長 選択 66   ◯古満園美会計管理者 選択 67   ◯野村生代議長 選択 68   ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 選択 69   ◯野村生代議長 選択 70   ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 選択 71   ◯野村生代議長 選択 72   ◯野村生代議長 選択 73   ◯野村生代議長 選択 74   ◯野村生代議長 選択 75   ◯野村生代議長 選択 76   ◯野村生代議長 選択 77   ◯野村生代議長 選択 78   ◯山中信之都市整備部長 選択 79   ◯野村生代議長 選択 80   ◯野村生代議長 選択 81   ◯野村生代議長 選択 82   ◯野村生代議長 選択 83   ◯野村生代議長 選択 84   ◯野村生代議長 選択 85   ◯野村生代議長 選択 86   ◯野村生代議長 選択 87   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 88   ◯野村生代議長 選択 89   ◯野口光男議員 選択 90   ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 選択 91   ◯野口光男議員 選択 92   ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 選択 93   ◯野口光男議員 選択 94   ◯野村生代議長 選択 95   ◯野村生代議長 選択 96   ◯野村生代議長 選択 97   ◯野村生代議長 選択 98   ◯野村生代議長 選択 99   ◯野村生代議長 選択 100   ◯野村生代議長 選択 101   ◯野村生代議長 選択 102   ◯石田智則市民生活部長 選択 103   ◯野村生代議長 選択 104   ◯野村生代議長 選択 105   ◯野村生代議長 選択 106   ◯野村生代議長 選択 107   ◯野村生代議長 選択 108   ◯野村生代議長 選択 109   ◯野村生代議長 選択 110   ◯野村生代議長 選択 111   ◯石田智則市民生活部長 選択 112   ◯野村生代議長 選択 113   ◯野村生代議長 選択 114   ◯野村生代議長 選択 115   ◯野村生代議長 選択 116   ◯野村生代議長 選択 117   ◯野村生代議長 選択 118   ◯野村生代議長 選択 119   ◯野村生代議長 選択 120   ◯野村生代議長 選択 121   ◯野村生代議長 選択 122   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 123   ◯野村生代議長 選択 124   ◯野村生代議長 選択 125   ◯野村生代議長 選択 126   ◯野村生代議長 選択 127   ◯野村生代議長 選択 128   ◯野村生代議長 選択 129   ◯野村生代議長 選択 130   ◯野村生代議長 選択 131   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 132   ◯野村生代議長 選択 133   ◯松岡ちひろ議員 選択 134   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 135   ◯松岡ちひろ議員 選択 136   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 137   ◯松岡ちひろ議員 選択 138   ◯野村生代議長 選択 139   ◯野村生代議長 選択 140   ◯野村生代議長 選択 141   ◯野村生代議長 選択 142   ◯松岡ちひろ議員 選択 143   ◯野村生代議長 選択 144   ◯野村生代議長 選択 145   ◯野村生代議長 選択 146   ◯野村生代議長 選択 147   ◯野村生代議長 選択 148   ◯杉浦雅彦子ども未来部長 選択 149   ◯野村生代議長 選択 150   ◯広瀬ひとみ議員 選択 151   ◯杉浦雅彦子ども未来部長 選択 152   ◯広瀬ひとみ議員 選択 153   ◯杉浦雅彦子ども未来部長 選択 154   ◯広瀬ひとみ議員 選択 155   ◯野村生代議長 選択 156   ◯野村生代議長 選択 157   ◯野村生代議長 選択 158   ◯野村生代議長 選択 159   ◯野村生代議長 選択 160   ◯野村生代議長 選択 161   ◯野村生代議長 選択 162   ◯野村生代議長 選択 163   ◯藤原卓也総務部長 選択 164   ◯野村生代議長 選択 165   ◯大地正広議員 選択 166   ◯川南 裕環境部長 選択 167   ◯大地正広議員 選択 168   ◯川南 裕環境部長 選択 169   ◯大地正広議員 選択 170   ◯野村生代議長 選択 171   ◯野村生代議長 選択 172   ◯野村生代議長 選択 173   ◯野村生代議長 選択 174   ◯野村生代議長 選択 175   ◯野村生代議長 選択 176   ◯野村生代議長 選択 177   ◯野村生代議長 選択 178   ◯藤原卓也総務部長 選択 179   ◯野村生代議長 選択 180   ◯一原明美議員 選択 181   ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 選択 182   ◯一原明美議員 選択 183   ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 選択 184   ◯一原明美議員 選択 185   ◯野村生代議長 選択 186   ◯野村生代議長 選択 187   ◯野村生代議長 選択 188   ◯野村生代議長 選択 189   ◯野村生代議長 選択 190   ◯野村生代議長 選択 191   ◯野村生代議長 選択 192   ◯野村生代議長 選択 193   ◯藤原卓也総務部長 選択 194   ◯野村生代議長 選択 195   ◯野村生代議長 選択 196   ◯野村生代議長 選択 197   ◯野村生代議長 選択 198   ◯野村生代議長 選択 199   ◯野村生代議長 選択 200   ◯野村生代議長 選択 201   ◯野村生代議長 選択 202   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 203   ◯野村生代議長 選択 204   ◯妹尾正信議員 選択 205   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 206   ◯妹尾正信議員 選択 207   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 208   ◯妹尾正信議員 選択 209   ◯野口光男議員 選択 210   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 211   ◯野口光男議員 選択 212   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 213   ◯野口光男議員 選択 214   ◯野村生代議長 選択 215   ◯野村生代議長 選択 216   ◯野村生代議長 選択 217   ◯野村生代議長 選択 218   ◯野村生代議長 選択 219   ◯野村生代議長 選択 220   ◯野村生代議長 選択 221   ◯野村生代議長 選択 222   ◯野村生代議長 選択 223   ◯野村生代議長 選択 224   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 225   ◯野村生代議長 選択 226   ◯田中優子議員 選択 227   ◯石田智則市民生活部長 選択 228   ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 選択 229   ◯田中優子議員 選択 230   ◯石田智則市民生活部長 選択 231   ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 選択 232   ◯田中優子議員 選択 233   ◯岩本優祐議員 選択 234   ◯石田智則市民生活部長 選択 235   ◯岩本優祐議員 選択 236   ◯石田智則市民生活部長 選択 237   ◯岩本優祐議員 選択 238   ◯野口光男議員 選択 239   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 240   ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 選択 241   ◯野口光男議員 選択 242   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 243   ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 選択 244   ◯野口光男議員 選択 245   ◯八尾善之議員 選択 246   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 247   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 248   ◯八尾善之議員 選択 249   ◯伏見 隆市長 選択 250   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 251   ◯八尾善之議員 選択 252   ◯番匠映仁議員 選択 253   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 254   ◯番匠映仁議員 選択 255   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 256   ◯番匠映仁議員 選択 257   ◯丹生真人議員 選択 258   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 259   ◯丹生真人議員 選択 260   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 261   ◯丹生真人議員 選択 262   ◯広瀬ひとみ議員 選択 263   ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 選択 264   ◯広瀬ひとみ議員 選択 265   ◯上野尚子議員 選択 266   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 267   ◯上野尚子議員 選択 268   ◯藤原卓也総務部長 選択 269   ◯上野尚子議員 選択 270   ◯堤 幸子議員 選択 271   ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 選択 272   ◯堤 幸子議員 選択 273   ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 選択 274   ◯堤 幸子議員 選択 275   ◯有山正信議員 選択 276   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 277   ◯有山正信議員 選択 278   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 279   ◯有山正信議員 選択 280   ◯野村生代議長 選択 281   ◯野村生代議長 選択 282   ◯野村生代議長 選択 283   ◯野村生代議長 選択 284   ◯堤 幸子議員 選択 285   ◯野村生代議長 選択 286   ◯野村生代議長 選択 287   ◯野村生代議長 選択 288   ◯野村生代議長 選択 289   ◯野村生代議長 選択 290   ◯野村生代議長 選択 291   ◯野村生代議長 選択 292   ◯石田智則市民生活部長 選択 293   ◯野村生代議長 選択 294   ◯藤原卓也総務部長 選択 295   ◯野村生代議長 選択 296   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 297   ◯野村生代議長 選択 298   ◯水野裕一子育ち支援監 選択 299   ◯野村生代議長 選択 300   ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 選択 301   ◯野村生代議長 選択 302   ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 選択 303   ◯野村生代議長 選択 304   ◯松岡ちひろ議員 選択 305   ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 選択 306   ◯松岡ちひろ議員 選択 307   ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 選択 308   ◯松岡ちひろ議員 選択 309   ◯野村生代議長 選択 310   ◯野村生代議長 選択 311   ◯野村生代議長 選択 312   ◯野村生代議長 選択 313   ◯野村生代議長 選択 314   ◯野村生代議長 選択 315   ◯野村生代議長 選択 316   ◯野村生代議長 選択 317   ◯野村生代議長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ◯野村生代議長 開議に先立ち、事務局長から議員の出席状況を報告します。淨内事務局長。 2 ◯淨内俊仁市議会事務局長 本日の会議のただいまの出席議員は、30名です。  以上で報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     (午前10時 開議) 3 ◯野村生代議長 ただいま報告しましたとおり、出席議員は定足数に達していますので、これから令和2年9月定例月議会を開きます。  なお、本定例月議会の議会期間は、本日から10月12日までの36日間とします。 4 ◯野村生代議長 ただいまから本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 5 ◯野村生代議長 冒頭、市長から挨拶したい旨の申出がありますので、これをお受けします。伏見市長。 6 ◯伏見 隆市長 おはようございます。令和2年9月定例月議会の冒頭に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  初めに、昨夜から本日未明にかけて、非常に強い勢力を維持したまま九州地方を北上した台風10号は、各地で暴風や豪雨による大規模な停電等の被害が発生いたしました。被害に遭われました方々に心からお見舞いを申し上げます。  これから本格的な台風シーズンに入りますが、自然災害はいつ、どこにでも起こり得るという危機感を持って、危機管理体制のより一層の強化を図ってまいります。  また、去る8月6日には、新型コロナウイルス感染症対策等に係る補正予算の審議のため緊急議会を開催していただき、誠にありがとうございました。議員の皆様からいただきました様々な御意見、御提言につきましては、今後の支援策を進める上で生かしてまいりたいと考えております。  さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、7月以降の再拡大も9月に入り一定ピークは過ぎたとの報道もありますが、まだまだ気を引き締めていかなければならないと考えています。本市では、今後、検査体制の強化を図っていくため、地域外来・検査センターを設置し、必要な検査が迅速に実施できる体制を整備してまいります。  また、この間、本市の小・中学校におきまして、児童、生徒や教員の感染が確認されました。幸い当該校で行った接触者に対するPCR検査は全て陰性であり、感染の拡大は確認されませんでしたが、子どもたちの安全を第一に考えるとともに、復学後の心のケアにもしっかりと取り組みながら、感染予防に努めてまいります。  新型コロナウイルスは誰にでも感染するリスクがありますが、大変残念なことに、現在、感染された方やその家族、また、その方が関係する施設等の方々に対する誹謗中傷やいじめなど、差別的な行動が大きな社会問題となっております。感染症に正しく対応するためには、正確な情報に基づいた思いやりのある行動が求められており、本市としましても様々な機会を捉えて周知を図ることで、人権尊重の大切さを訴えてまいります。  それでは、令和2年9月定例月議会でございますが、提出議案といたしましては、報告案件では、外郭団体の経営状況、基金の運用状況並びに損害賠償額に係る専決などの報告を予定しております。また、認定案件としまして、令和元年度一般・特別・企業会計の決算を、さらに議案といたしまして、新型コロナウイルス関連を含む補正予算案をはじめ、条例の制定、一部改正や契約締結案件などを提出させていただく予定でございますので、よろしく御審議の上、御可決、御認定賜りますようお願い申し上げます。  以上、簡単ではございますが、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    7 ◯野村生代議長 次に、本定例月議会の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、岩本優祐議員、門川紘幸議員の2名を指名します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 8 ◯野村生代議長 日程第1、報告第12号「令和元年度枚方市土地開発公社の経営状況について」、日程第2、報告第13号「令和元年度公益財団法人枚方市スポーツ協会の経営状況について」、日程第3、報告第14号「令和元年度公益財団法人枚方市文化国際財団の経営状況について」及び日程第4、報告第15号「令和元年度株式会社エフエムひらかたの経営状況について」を一括議題とします。 9 ◯野村生代議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。  まず、報告第12号について、藤原総務部長。 10 ◯藤原卓也総務部長 ただいま一括上程されました案件のうち、報告第12号 令和元年度枚方市土地開発公社の経営状況についてにつきまして、御報告申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の1ページをお開き願います。  本件は、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき報告させていただくものでございます。  恐れ入りますが、議案書の2ページの事業報告書を御覧いただきますようお願いします。  1 公有用地取得事業では、令和元年度に長尾杉線用地など道路施設用地事業の合計9,699.70平方メートルの用地を取得し、用地費等の金額は5億5,154万8,553円となっております。これに保有地に係る利息3,571万4,295円を加えまして、取得費合計は5億8,726万2,848円でございます。  次に、3ページを御覧ください。  2 公有用地処分事業では、道路施設用地といたしまして中振交野線・長尾杉線用地など4事業の合計5,808.87平方メートルを市へ売却し、売却収益は5億9,844万9,369円でございます。  次に、4ページの損益計算書を御覧ください。  土地処分による収益である1の事業収益から売却処分した用地の原価である2の事業原価及び3の販売費及び一般管理費を差し引いた金額に、受け取り利息等の4の事業外収益を加え、令和元年度の当期純利益は350万2,365円でございます。  次に、5ページの貸借対照表を御覧ください。  まず、資産の部でございますが、公社が保有しております公有用地など、資産合計は60億3,701万4,218円でございます。  続いて、負債の部では、金融機関等からの借入れなど、負債合計は58億6,205万2,051円でございます。  次に、資本の部でございますが、1の公社の基本財産である資本金に2の前期繰越準備金と当期純利益を合計した準備金を加えた資本合計は1億7,496万2,167円となり、負債資本合計は60億3,701万4,218円でございます。  なお、6ページにはキャッシュ・フロー計算書を、7ページから9ページにかけましては財産目録を、10ページには監査意見書を添付させていただいておりますので、御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、報告第12号の説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 11 ◯野村生代議長 次に、報告第13号及び報告第14号について、武田観光にぎわい部長。 12 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 次に、報告第13号 令和元年度公益財団法人枚方市スポーツ協会の経営状況について、地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の11ページをお開き願います。  初めに、令和元年度の事業報告書について、御説明申し上げます。  12ページを御覧ください。  枚方市スポーツ協会は、市民の体力向上とアマチュアスポーツの普及を図るとともに、市民スポーツの振興に寄与することを目的として設立され、公益財団法人として各種スポーツに関する事業活動を行っております。  まず、公益目的事業でございますが、市民スポーツ普及啓発事業のうち、1.スポーツ大会事業といたしまして、(1)1)のとおり春季・秋季総合体育大会を開催したほか、13ページの2)北河内地区総合体育大会・大阪府総合体育大会、14ページの3)北河内地区駅伝競走大会、4)大阪府市町村対抗駅伝競走大会などへの選手派遣を行いました。  14ページ下段を御覧ください。  (2)競技大会開催事業といたしまして、「「新春走ろうかい」-ひらかたハーフマラソン-」などの競技大会、また、15ページの(3)枚方市の友好都市との交流事業として、各種競技における交流試合を実施いたしました。  次に、2.スポーツ啓発事業といたしまして、(1)スポーツ教室事業として各種健康教室や楽10体操の講習会などを実施するとともに、3)枚方市こども夢基金活用事業として、ロンドンオリンピック銀メダリストの平野早矢香さんを招待し、卓球教室とトークショーを実施いたしました。  16ページを御覧ください。  (2)高齢者健康スポーツ教室事業では、介護予防のためのスポーツ教室を実施するなど、高齢者の健康づくりに取り組みました。  そのほか、(3)スポーツサポーターズバンク事業を実施し、指導者育成のための研修や講習会等を行うなど、様々な事業を実施しております。  なお、令和元年度末より発生した新型コロナウイルス感染症の拡大により、一部の事業を中止いたしております。  次に、18ページを御覧ください。  3.スポーツ施設活用事業といたしまして、渚市民体育館と総合スポーツセンターの2施設の指定管理事業を行うとともに、枚方市からの委託事業として(2)民間企業スポーツ施設開放事業を実施し、また、ページ下段にある総合型地域スポーツクラブの運営・支援事業といたしまして、ひらかたキングフィッシャーズスポーツクラブの運営では、多くのメンバーが年間を通して様々なスポーツを行いました。  次に、収益事業でございますが、利用者の利便性向上事業といたしまして、各施設におけるスポーツ関係物品の販売を行い、これらを通じて総合型地域スポーツクラブのPRを行いました。  19ページを御覧ください。  その他の事業、スポーツ施設の管理運営事業といたしまして、王仁公園などの都市公園有料施設の指定管理事業や、野外活動センター、ひらかた東部スタジアムの管理運営事業を行いました。  次に、20ページの正味財産増減計算書を御覧ください。  表中の(1)経常収益でございますが、各種スポーツ大会やスポーツ教室の参加料、本市からの補助金、委託料などを合わせました経常収益計は、20ページ下段に記載のとおり4億8,607万2,462円でございます。  次に、21ページに記載の(2)経常費用でございますが、総合体育大会等運営費をはじめとした各種スポーツ大会事業の運営費やスポーツ施設等の管理運営費、総合型地域スポーツクラブの運営事業経費などを合わせました経常費用計は21ページ下段に記載のとおり4億7,583万1,984円でございます。  これにより、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額は1,024万478円の黒字となりました。  23ページから26ページまでに記載しております貸借対照表及び財産目録などにつきましては、誠に勝手ながら説明は省略させていただきます。  なお、27ページには監査報告書を添付させていただいておりますので、御参照ください。  以上、簡単ではございますが、報告第13号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。  続きまして、報告第14号 令和元年度公益財団法人枚方市文化国際財団の経営状況について、地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の28ページをお開き願います。  初めに、令和元年度の事業報告書について、御説明申し上げます。  29ページを御覧ください。  枚方市文化国際財団は、音楽や演劇などの鑑賞事業をはじめとする文化振興事業、市民の文化芸術活動と国際交流活動への支援・促進事業、海外諸都市との友好交流や市民と在住外国人との交流を推進する事業を行うことにより、心豊かで生き生きとした市民生活と魅力あふれる地域社会を目指し、事業を実施しております。  まず、文化事業(1)芸術文化事業として、音楽、古典芸能、演劇、映画など17事業を実施いたしました。主な事業といたしましては、大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバーによる枚方市議会議場コンサートをはじめとする室内楽演奏シリーズを開催したほか、国際映画会及び講演会として、映画会「道-白磁の人-」の上映と鄭 銀珍氏の講演会を実施いたしました。  30ページを御覧ください。  (2)美術事業といたしまして、美術施設運営委員によるミニ企画展を実施したほか、美術鑑賞バスツアーやくずはアートギャラリーの貸館事業を実施いたしました。  次に、(3)市民の文化活動育成、支援等事業といたしましては、市立小学校15校と病院や老人ホームなど福祉施設5施設で若手芸術家の演奏や舞踊を間近に体験するアウトリーチ事業を実施したほか、市民合唱祭や吹奏楽フェスティバル等、市内で活動する市民団体との共催事業を実施いたしました。また、文化芸術アドバイザーの市川克明氏企画の下、市立中学校の吹奏楽部の生徒約400人にプロの演奏家が本格的な指導を行う吹奏楽クリニックなどを実施いたしました。  (4)市民の文化活動の振興事業では、市内で活動している音楽団体を音楽ボランティアとして募集、登録し、地域で行われている催しへの出演紹介を行うとともに、(5)情報提供事業等では、情報誌『ひらかた文化』の発行や広報、エフエムひらかたを通じて主催事業のPRを行いました。  31ページを御覧ください。  (6)その他の事業といたしまして、文化芸術及び国際交流事業に対する後援承認を行いました。  次に、国際交流事業の(1)市民の国際交流活動の支援及び促進事業といたしましては、各種語学講座を行ったほか、日本語ボランティアの養成講座や国際交流こども絵画展などを実施いたしました。  (2)海外諸都市との友好交流事業といたしましては、オーストラリア・ローガン市中学生友好交流訪問団の派遣や韓国霊岩郡との友好交流を行ったほか、上海市長寧区への市民代表団を派遣し、行政訪問や文化交流を行いました。  (3)国際理解推進事業では、韓国の家庭料理教室や、関西外国語大学インターンシップ生1名を受け入れ、能楽に関する授業のサポートをしていただきました。  (4)在住外国人交流事業といたしましては、初めての取組として、北大阪商工会議所と大阪府国際交流財団OFIXとの共催で外国人のための一日相談会を行いましたが、残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響で参加者は少ないという状況でした。  (5)国際交流に関する各種情報の提供事業では財団情報誌を活用した情報発信など、また、(6)日本語ボランティアの会への支援として、市内在住外国人を対象に日本語指導等を行っている枚方市日本語ボランティアの会に対し、活動場所の提供等の支援を行いました。  次に、32ページの正味財産増減計算書を御覧ください。  表中の(1)経常収益でございますが、基本財産運用益や事業収益、市からの負担金や補助金などを合わせました経常収益計は、32ページの中ほどの記載のとおり8,705万9,506円でございます。  次に、(2)経常費用でございますが、事業費や管理費などを合わせました経常費用計は、33ページ下段に記載のとおり8,594万2,414円でございます。  これにより、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額は111万7,092円の黒字となりました。  35ページから38ページまでに記載しております貸借対照表及び財産目録などにつきましては、誠に勝手ながら説明は省略させていただきます。  なお、39ページには監査報告書を添付させていただいておりますので、御参照ください。  以上、簡単ではございますが、報告第14号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 13 ◯野村生代議長 次に、報告第15号について、乾口市長公室長。 14 ◯乾口里美市長公室長 続きまして、報告第15号 令和元年度株式会社エフエムひらかたの経営状況について、地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の41ページをお開き願います。  令和元年度の事業状況について、順次御説明申し上げます。  1.経営戦略プログラムの推進につきましては、平成28年度に策定いたしました第2期経営戦略プログラムに基づき、災害時の体制確保やリスナーの拡大などの取組を進めました。  次に、2.災害時における体制の強化等では、(1)訓練・点検等の実施状況として、枚方市や枚方寝屋川消防組合と連携した放送訓練等を実施するとともに、2か月ごとに放送機器の点検、テスト等を行ったほか、枚方市総合防災訓練と連携した防災特別番組の生放送や防災イベントの開催など、防災啓発に取り組みました。  (2)災害放送等の実施状況につきましては、地震情報、台風情報、新型コロナ関連情報など、222回の放送を行いました。  次に、42ページをお開き願います。  3.リスナーの拡大につきましては、枚方市ゆかりの著名人等がゲスト出演する番組や、中学、高校からの中継、修学旅行先からの電話中継によるメッセージ放送など、地域リスナーを増やす取組を進めるとともに、市内医療機関の専門医が出演する健康・医療番組を4番組から6番組に増やすなど、魅力的な番組づくりに取り組みました。  提供番組等の状況につきましては、市の放送委託番組を含め、年間8,784時間の放送を行いました。また、情報誌『ひらナビ779』の発行につきましては、内容を充実して、広告掲載事業者の増加に努めました。  最後に、4.安定した財政基盤の確立ですが、民間からの提供番組に係る放送収入やスポンサー収入、情報誌への広告収入のほか、放送ノウハウを生かした取組として、表に記載しておりますイベント請負など、自主財源の確保に努めました。  事業状況については、以上でございます。  次に、議案書43ページをお開き願います。  令和元年度の決算状況につきまして、御説明申し上げます。  貸借対照表の資産の部でございますが、流動資産と固定資産を合わせた資産合計は、最下段に記載のとおり2億11万7,440円でございます。  次に、負債の部でございますが、流動負債と固定負債を合わせた負債合計は、中段に記載のとおり2,708万6,460円でございます。  次に、純資産の部でございますが、資本金と利益剰余金を合わせた純資産合計は1億7,303万980円となります。  負債と純資産を合計しますと、最下段に記載のとおり、2億11万7,440円でございます。  次に、議案書44ページの損益計算書を御覧ください。  令和元年度の売上高は、放送収入、広告収入、その他営業収入を合わせまして8,632万9,791円でございます。これに対しまして、売上原価は1,770万9,110円で、差引き売上総利益は6,862万681円でございます。  ここから販売費及び一般管理費を差し引きますと、営業利益は258万5,517円となります。  さらに、受け取り利息など営業外収益を加えて法人税等を差し引きますと、当期純利益は、最下段にありますとおり204万2,363円となります。  なお、45ページに販売費及び一般管理費の内訳を、46ページに監査報告書を添付させていただいておりますので、御参照ください。  以上、報告第15号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 15 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。松岡議員。 16 ◯松岡ちひろ議員 ただいま報告いただきました令和元年度株式会社エフエムひらかたの経営状況について、お聞きいたします。  平成30年度の決算では、大口のスポンサーの契約打切りなどによって赤字となっていましたが、令和元年度は黒字に転じております。この黒字要因について、お尋ねいたします。 17 ◯乾口里美市長公室長 令和元年度の決算につきましては、情報誌の内容を充実したことによる広告収入の増加や、新型コロナウイルス感染症を理由としたイベント中止に伴う放送原価の減少等が黒字になった主な要因でございます。 18 ◯松岡ちひろ議員 令和元年度の黒字理由は、広告収入の増加とコロナの影響によるということです。つまり、令和元年度の特有の事情による黒字であって、財政状況が改善したとも言えないということのようです。
     地域コミュニティーFM放送局は、全国的にどこも経営が厳しい状況だと聞いております。事業報告に記載されているリスナーの拡大なども大きな課題ですが、頼みの広告収入も今年度は新型コロナウイルスの影響もあり企業収益も厳しく、決して安定した収入源とは言えません。今年はコロナの影響で事業収入の確保が厳しいことも十分予想されますが、今後、エフエムひらかたが安定した収入を確保するためにはどういったことが必要だと考えておられるのか、お伺いいたします。  また、事業報告にある災害時における体制の強化等としての訓練の実施に関する費用についても、お聞かせください。 19 ◯乾口里美市長公室長 現在、新型コロナウイルス感染症により多くの事業者の経営に影響を及ぼしている状況ではございますが、令和2年度のエフエムひらかた事業計画では、番組スポンサーの拡大や、さらなる経費削減等により財政基盤の強化に取り組むこととしております。  また、訓練につきましては、通常の放送枠を活用しており、追加費用はございません。 20 ◯松岡ちひろ議員 3回目ですので、意見、要望とさせていただきたいと思うのですけれども、御承知のように今年度もコロナ感染症の影響で多くの予定していた事業が中止となっております。さらなる事業収入の大幅な減少も見込まれます。枚方市内の事業所支援もいろいろされている中で、コロナ感染症によって影響が出た部分に関しては、枚方市としてエフエムひらかたに対する支援を行うべきだと求めます。  また、経営基盤を整えるためにはスポンサー収入は大事なのは確かですが、しかし安定した収入だとは言えません。安定した収入となる事業は必ず必要です。  事業報告では、災害時の訓練などもエフエムひらかたと一緒に実施しており、現在は災害協定を結び、放送委託料の枠内で実施していただいています。これだけ全国で災害が続く状況でありながら、こうした放送委託料を削減すべき経費とする判断には、どう考えても納得ができないわけです。枚方市として放送委託料として負担しながら訓練を重ね、エフエムひらかたとともに災害時に備えることこそが必要だと意見を述べ、質問を終わります。 21 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 22 ◯野村生代議長 以上をもって、報告第12号から報告第15号までの聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 23 ◯野村生代議長 日程第5、報告第16号「債権の放棄について」を議題とします。 24 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。石田市民生活部長。 25 ◯石田智則市民生活部長 報告第16号 債権の放棄について、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の47ページをお開き願います。  本件は、市が保有する債権のうち、枚方市債権管理及び回収に関する条例第19条の規定により、債務者の所在不明や破産などによる回収不能を理由に令和元年度に債権を放棄したものにつきまして、同条例第20条の規定により議会に御報告するものでございます。  48ページをお開き願います。  放棄した債権の詳細につきましては、48ページから49ページの債権放棄調書に記載しておりますが、くらしの資金貸付金など9債権で、49ページ最下段のとおり、件数は1,996件、金額は6,950万5,994円となっております。  以上、簡単でございますが、報告第16号の説明とさせていただきます。 26 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。木村議員。 27 ◯木村亮太議員 ただいま報告のありました報告第16号の債権の放棄について、2点お伺いいたします。  1つ目がくらしの資金貸付金についてです。  昨年度の9月定例月議会でも質問させていただきまして、そのときの答弁で、令和元年7月末現在で、貸付件数1,380件、貸付累計額約1億3,000万円のうち、最終の返済期日から起算して民法に規定される消滅時効の期間である10年を過ぎているものが974件、貸付累計額約9,000万円とありました。  今回の説明で債権を放棄するのが623件で、金額が約5,400万円となっておりますが、債権回収についてはどのような対応を行ったのか。また、10年を過ぎている約970件のうち、今回620件程度ですので、残りの約350件、約3,600万円について、10年を過ぎているにもかかわらず今回債権放棄ができなかった理由について、併せてお聞きいたします。  2つ目は、次のページの特定空家等安全対策費及び相続財産管理人選任手数料についてです。  まず、この放棄する金額の約230万円の内訳について、お伺いいたします。 28 ◯山崎 宏健康福祉部長 くらしの資金貸付金について、お答えいたします。  返済期日が10年を過ぎている債務者には、郵送や電話連絡により返済の意思確認を行いましたが、債務者が市外転出や度重なる転居などで音信が途絶えている場合や、債務者の保証人や相続人がいる場合の返済の意思確認ができていないために債権放棄をしなかったものでございます。 29 ◯山中信之都市整備部長 次に、特定空家等安全対策費及び相続財産管理人選任手数料について、その内訳について、お答えいたします。  まず、本件の支出額といたしまして、平成30年度に実施いたしました特定空家等に係る略式代執行実施工事の費用が224万6,400円、相続財産管理人申立て予納金等として100万3,775円で、支出合計325万175円となります。  次に、収入額といたしまして、建物解体費用に係る国庫補助金が68万2,000円、相続財産管理人申立て時に納めた予納金から相続財産管理人への報酬額や不動産売却収入などを差し引いた予納金返還金が27万9,318円で、収入合計96万1,318円となり、収支差引き額が今回放棄する228万8,857円となります。 30 ◯木村亮太議員 ありがとうございます。  それでは、2回目の質問をさせていただきます。  まずは、くらしの資金貸付金についてですが、居所不明者や相続人は何となく理解できるのですが、10年以上たってはいますが、保証人には回収の働きかけや確認がもっと前から可能であったのではないかと思います。この話を聞くと、債権回収に当たっての市の業務体制にも不十分さが感じられます。  このくらしの資金貸付金については、経済的に厳しい方への貸付けというのは承知しておりますが、返済能力がある方にお貸ししているものですし、やはり貸したお金を返していただくことは基本のことです。保証人をつけているのであれば、本来、保証人に対しても回収の働きかけをするべきだと思いますが、見解をお聞かせください。  次に、特定空家の件ですが、もともとは個人の財産であった空き家を、行政が市民の安全を守るという観点から解体等を実施しなければならないことは理解いたしますが、不動産売却収入もあまり得られず、今後、同じように、事あるごとに税金で二百数十万円という額を支出していかなければならないとなると、その経費の妥当性について検証が必要ではないかと思います。  例えば、建物解体に係る工法についても様々な角度から検討する必要があるのではないかと思いますが、見解を伺います。 31 ◯山崎 宏健康福祉部長 債権回収に当たって、これまで回収不能または回収困難な返済者の保証人に対してどのように働きかけをしていくのかという規定もなく、対応が不十分となっておりました。  今後は、一定期間返済が滞れば連帯保証人への働きかけを行うとともに、効果的な債権回収へのさらなる取組に努めてまいります。 32 ◯山中信之都市整備部長 今回の手続の流れにつきましては、国が定めた指針である特定空家等に対する措置に関する適切な実施を図るために必要な指針に沿って行ってまいりました。特定空家に係る略式代執行実施工事は、危険要因を解除することを目的に必要最小限の範囲で行うこととしております。  当該特定空家は、通行量が多い通学路に屋根瓦が落下した経緯や、基礎及び建物本体の損傷も激しく倒壊のおそれがあったことから、建物本体を撤去することとしたものでございます。今後も、周辺の安全性確保のため、物件の状況に応じて適切な工法を検討してまいります。 33 ◯木村亮太議員 最後は、意見、要望をさせていただきます。  まず、くらしの資金貸付金についてですが、保証人からすると10年以上過ぎている債権に対して、これまで何の連絡もなかったのに突然市役所から連絡があれば驚くと思います。どういうやり方をするかは、しっかりと検討していただきたいと思います。  また、10年以上たっている債権はさておき、直近の貸付けについては、保証人をしっかりとつけていただき、通常の返済期間から返済が遅れてきたら保証人にも連絡していくような規定なり、業務フローを確立していただきたいと要望しておきます。  このように未回収を増やさない努力はしていただきたいですが、1年前の繰り返しになりますが、制度の在り方自体も検討していただきたいと思います。貸付審査と債権回収の事務を担当者が同時に行っていくことは、労力を考えても非効率で体制も不十分であると思いますし、この制度が確立されたときに比べて、ほかのセーフティーネットも充実してきていると思います。コロナ禍での貸付件数も注視しながら、今後の在り方を考えていただきたいと要望しておきます。  次に、特定空家の件ですけれども、今後、少子・高齢化や人口減少に伴う空き家の増加により、今回のようなケースが増加していくことは想定されます。空き家、空き地の管理責任は所有者にあることは明らかですが、危険な状態で放置された空き家については、今回のようにやむを得ず市が対応する場合には、その後の土地の処分を見通して解体工事を行うなど、経営的な視点、有効活用の視点からの検討も加え、効率的に事務を進めていただくことも必要ではないかと考えております。  今回は、枚方市としての初めての取組で手探りの部分もあったとは思いますが、次回以降、同じような案件が仮に発生する場合には、このことを踏まえて取組を進めていただきますよう要望いたします。  また、そもそも空き家にならないように、仮に空き家になったとしても市場で流通できる状態にしていただくために、適切な維持管理をしていただくことについて、市として周知、啓発も併せて進めていただくことも要望いたしまして、終わりとさせていただきます。 34 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 35 ◯野村生代議長 以上をもって、報告第16号の聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 36 ◯野村生代議長 日程第6、報告第17号「令和元年度枚方市基金の運用状況について」を議題とします。 37 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。田中総合政策部長。 38 ◯田中哲夫総合政策部長 ただいま上程されました報告第17号 令和元年度枚方市基金の運用状況について、提案理由を御説明申し上げます。  議案書の50ページをお開き願います。  本案件は、枚方市くらしの資金貸付基金など3件の枚方市基金の運用状況につきまして、地方自治法第241条第5項の規定により御報告するものでございます。  51ページの令和元年度枚方市くらしの資金貸付基金の運用状況調書を御覧ください。  基金の額は1億5,408万6,387円でございます。  運用状況につきましては、表の最下段にございますとおり、貸付件数は9件で81万4,000円、返済件数は308件で194万7,000円、不納欠損件数は623件で5,431万4,500円となっております。  この結果、令和元年度の貸付累計は7,361万9,552円、基金残額は2,615万2,335円となっております。  続きまして、52ページの令和元年度枚方市土地開発基金の運用状況調書を御覧ください。  基金の額は7億1,545万円で、その全額を土地取得特別会計に貸し付けております。  次に、53ページの令和元年度枚方市水洗便所等改造資金融資基金の運用状況調書を御覧ください。  基金の額は1,000万円でございます。  運用状況につきましては、上から3つ目の表にございますとおり、融資額は4件で128万2,000円、返済額は13件で97万7,314円となっており、この結果、年度末貸付残高は11件で198万2,054円となっております。  なお、本報告につきましては、別冊の令和元年度枚方市決算審査意見書及び基金の運用状況に関する調書審査意見書の105ページに監査委員の御意見を付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、報告第17号の説明とさせていただきます。 39 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。小池議員。 40 ◯小池晶子議員 報告第17号 令和元年度枚方市基金の運用状況についての中の枚方市くらしの資金貸付基金の運用状況について、お聞きいたします。  昨年度も同様の債権放棄や、それに伴う条例改正がなされ、今回は令和元年度における貸付金の一部を放棄したことに伴い、さきの報告第16号 債権の放棄について及び報告第17号 令和元年度枚方市基金の運用状況についての説明を受けまして、一定の理解はしております。  私自身、昨年度の9月定例月議会でもお聞きしましたが、改めてくらしの資金における過去3年間及びコロナ禍である令和2年度のこれまでの相談件数と貸付件数、貸付額をお聞かせください。 41 ◯山崎 宏健康福祉部長 くらしの資金におけます相談件数と貸付件数及び貸付額の推移といたしましては、平成29年度では、230件の相談に対して11件の貸付けで合計112万円、平成30年度では、200件の相談に対し7件の貸付けで合計79万円、令和元年度では、132件の相談に対し9件の貸付けで合計81万4,000円、令和2年度では、8月末時点で相談件数が15件に対し2件の貸付けで合計21万5,000円となっております。 42 ◯小池晶子議員 相談件数に対して貸付件数が年々減少傾向にあることは明白で、このコロナの影響の中でも貸付けが2件にとどまっている状況です。この背景には、これまでからの景気動向だけでなく、平成27年度から貸付相談を行っている自立相談支援センターでの適切な支援への振り分け、また、類似した事業である社会福祉協議会の生活福祉資金での貸付けなどが考えられます。  先ほどの木村議員の質問の答弁にもありました居所不明者や保証人、相続人がいる場合の対応ができていないことで、結果、債権放棄の件数が623件で金額が5,431万4,500円ということで、およそ4,000万円が債権として残っている状況です。恐らく、この4,000万円の債務者に返済の意思を確認するには、相当な職員の労力が必要と思われます。来年になれば、また10年を過ぎる新たな債権が発生します。債権回収事務に費やす職員の労力に対して費用対効果が見込まれるとも思えないですし、そもそも与信調査も行わない貸付制度に市の財源を使うことにも問題を感じております。  これまでセーフティーネットとして行政が貸付制度を継続してきましたが、貸付件数の推移や類似制度の状況なども踏まえ、制度の廃止に向けた検討をする時期ではないでしょうか。見解をお聞きいたします。 43 ◯山崎 宏健康福祉部長 類似事業であります社会福祉協議会生活福祉資金の緊急小口資金は、日常生活に支障が生じている方や会社からの解雇、休業等による収入減のため生活費が必要な方にも貸付けが可能で、また、生活困窮者自立支援制度におけます自立相談支援センターでも適切な支援を行っておりますことから、本市における生活資金の貸付制度の在り方について検討してまいります。  今後も、返済が滞っている債務者に対しては、効果的かつ効率的な債権回収に向け、引き続き取り組んでまいります。 44 ◯小池晶子議員 ありがとうございます。  以前より、会派からこの制度についての問題を提起させていただいておりますが、運用面についての抜本的な解決策がない中での今回の債権放棄の結果だと考えます。貸付けと債権管理を職員が同時に行わなければならないことへの非効率性や費用対効果の問題に加え、新たな仕組みなども展開される中で、行政で貸金を行うこの制度も大きな転機に差しかかっているのではないでしょうか。  貸したものはきっちりと返していただかないといけないのに、消滅時効の10年を超える残高の約4,000万円についても回収不能に陥っている現状を踏まえて、改めて制度の見直し、廃止を要望として、質問を終わらせていただきます。 45 ◯野村生代議長 これをもって、質疑を終結します。 46 ◯野村生代議長 以上をもって、報告第17号の聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 47 ◯野村生代議長 日程第7、報告第18号「令和元年度大阪府枚方市水道事業会計継続費の精算報告について」及び日程第8、報告第19号「令和元年度大阪府枚方市下水道事業会計継続費の精算報告について」を一括議題とします。 48 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。伊藤上下水道事業管理者。 49 ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 ただいま一括上程されました報告第18号 令和元年度大阪府枚方市水道事業会計継続費の精算報告について及び報告第19号 令和元年度大阪府枚方市下水道事業会計継続費の精算報告について、地方公営企業法施行令第18条の2第2項の規定により御報告申し上げます。  まず、報告第18号につきまして、恐れ入りますが、議案書の55ページをお開き願います。  今回御報告いたします事業につきましては、次の56ページから57ページに記載していますとおり、鉛管解消事業(その2)でございます。  事業費といたしましては、平成28年度から令和元年度までの事業費総額35億4,700万円に対しまして支払義務発生総額は32億4,374万1,809円で、年割額と支払義務発生額の差といたしましては3億325万8,191円となったものでございます。  続きまして、報告第19号につきまして、恐れ入りますが、議案書の59ページをお開き願います。  今回御報告いたします事業につきましては、次の60ページから61ページに記載していますとおり、溝谷川ポンプ場整備事業及びさだ排水区下水道浸水被害軽減総合事業でございます。  まず、溝谷川ポンプ場整備事業の事業費といたしましては、平成26年度から令和元年度までの事業費総額17億5,200万円に対しまして支払義務発生総額は16億6,537万1,200円で、年割額と支払義務発生額の差といたしましては8,662万8,800円となったものでございます。  次に、さだ排水区下水道浸水被害軽減総合事業の事業費といたしましては、平成27年度から令和元年度までの事業費総額45億5,254万6,000円に対しまして支払義務発生総額は38億2,957万7,740円で、年割額と支払義務発生額の差といたしましては7億2,296万8,260円となったものでございます。  以上、報告第18号及び報告第19号の説明とさせていただきます。 50 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 51 ◯野村生代議長 以上をもって、報告第18号及び報告第19号の聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 52 ◯野村生代議長 日程第9、報告第20号「令和元年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告について」を議題とします。 53 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。田中総合政策部長。 54 ◯田中哲夫総合政策部長 ただいま上程されました報告第20号 令和元年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告について、提案理由を御説明申し上げます。  議案書の62ページをお開き願います。
     本案件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により令和元年度健全化判断比率を、また、同法第22条第1項の規定により令和元年度資金不足比率をそれぞれ御報告するものでございます。  まず、1.健全化判断比率の状況のうち、実質赤字比率につきましては、対象会計といたしまして、一般会計及び土地取得特別会計、母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計を対象としており、これらの会計を合わせた実質収支は黒字となっているため、当該指標の値はなしとなっております。  連結実質赤字比率は、先ほどの会計に加えて全ての特別会計と企業会計を対象とし、それらを合わせた収支額は黒字となっているため、当該指標の値につきましてもなしとなっております。  実質公債費比率は、連結実質赤字比率の対象会計に加えて、一部事務組合や広域連合の公債費等が対象となり、令和元年度はマイナス0.8%となっております。  将来負担比率は、さらに地方公社や第三セクターも対象となり、令和元年度は、前年度と同様、基金現在高等の額が将来負担額を上回っているため、当該指標の値はなしとなっております。  次に、2.資金不足比率の状況でございますが、対象となる全ての会計において資金の不足額がないため、当該指標の値はなしとなっております。  参考といたしまして、下段の表に本市に適用されます早期健全化基準等を記載しておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。  なお、本報告につきましては、別冊の令和元年度健全化判断比率等審査意見書に監査委員の御意見を付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、報告第20号の説明とさせていただきます。 55 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 56 ◯野村生代議長 以上をもって、報告第20号の聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 57 ◯野村生代議長 日程第10、報告第21号「専決事項の報告について」を議題とします。 58 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。川南環境部長。 59 ◯川南 裕環境部長 ただいま上程いただきました報告第21号 専決事項の報告についての専決第4号及び専決第5号の2件の損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、同条第2項の規定に基づき議会に報告させていただくものでございます。  まず、専決第4号につきまして、御報告申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の64ページをお開き願います。  本件は、令和元年12月5日午前10時40分頃、本市環境部穂谷川清掃工場職員南 正彦が穂谷川清掃工場において散乱したごみの回収のため重機を運転し、ごみを搬入後に後退した際、後方から後退してきた枚方市所在の法人が所有する塵芥収集車に接触し、同車が損傷した事故でございます。  この事故は、双方の車両が後退の際、十分な後方確認ができていなかったことが原因でございます。  損害賠償につきましては、令和2年8月11日に示談が成立いたしましたので、車両の修理代金といたしまして3万4,650円を賠償したものでございます。  参考資料といたしまして、議案書の65ページに現場見取図及び現場付近図を、別冊参考資料の1ページに示談書をそれぞれ添付いたしておりますので、御参照ください。  続きまして、専決第5号につきまして、御報告申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の66ページをお開き願います。  本件は、令和2年4月8日午前11時頃、本市環境部減量業務室職員北村元伸がごみ収集のため塵芥収集車を運転し、中宮北町2番地を走行中、一部開いていた同市所在の法人が管理する車止め用U字ポールの蓋に接触し、同蓋が損傷した事故でございます。  この事故は、車止め用U字ポールを外し、蓋を閉めた状態で走行しなければならないところ、安全確認を怠り、蓋は閉まっているものとの思い込みにより発生した事故でございます。  損害賠償につきましては、令和2年8月14日に示談が成立いたしましたので、車止め用U字ポールの蓋の修理代金といたしまして2万4,200円を賠償したものでございます。  参考資料といたしまして、議案書の67ページに現場見取図を、別冊参考資料の2ページと3ページに示談書及び現場付近図をそれぞれ添付いたしておりますので、御参照ください。  このたび御迷惑をおかけいたしました関係者の方々に深くおわび申し上げます。  今回の2件の事故につきましては、個々の事故事案ごとに運転手及び作業員に対し、厳重に注意、指導を行うとともに、重機を扱う穂谷川清掃工場では誘導員の配置を待たずに作業を行ったことも原因であるため、いかなる状況下におきましても安全確認のための適切な対応が取れるよう、周知徹底を図ってまいりました。また、減量業務室では、再発防止に向け運転者及び同乗者は常に周囲の状況に注意を払い、危険を予測し、乗務員が連携を図り事故防止に努めるよう、全職員に対して周知徹底を図りました。  今後も引き続き、研修の充実を図りますとともに、より一層、車両事故の未然防止と安全運転、安全作業に取り組んでまいります。  以上、報告第21号 専決第4号及び専決第5号の報告とさせていただきます。 60 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 61 ◯野村生代議長 以上をもって、報告第21号の聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 62 ◯野村生代議長 午前11時10分まで本会議を休憩します。     (午前11時2分 休憩)     (午前11時10分 再開) 63 ◯野村生代議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 64 ◯野村生代議長 日程第11、認定第1号「令和元年度大阪府枚方市一般会計歳入歳出決算の認定について」、日程第12、認定第2号「令和元年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第13、認定第3号「令和元年度大阪府枚方市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第14、認定第4号「令和元年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第15、認定第5号「令和元年度大阪府枚方市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第16、認定第6号「令和元年度大阪府枚方市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第17、認定第7号「令和元年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第18、認定第8号「令和元年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第19、認定第9号「令和元年度大阪府枚方市水道事業会計決算の認定について」、日程第20、認定第10号「令和元年度大阪府枚方市病院事業会計決算の認定について」、日程第21、認定第11号「令和元年度大阪府枚方市下水道事業会計決算の認定について」、日程第22、議案第75号「令和元年度大阪府枚方市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について」及び日程第23、議案第76号「令和元年度大阪府枚方市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について」を一括議題とします。 65 ◯野村生代議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。  まず、認定第1号から認定第8号までについて、古満会計管理者。 66 ◯古満園美会計管理者 ただいま一括上程されました案件のうち、一般会計及び7特別会計に係る認定第1号から認定第8号までにつきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  本件は、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の御意見を付しまして、議会の認定をお願いするものでございます。  令和元年度の我が国経済は、海外経済の減速等を背景に外需が弱いものの、雇用・所得環境の改善等により内需を中心に緩やかに回復してきましたが、3月にかけて新型コロナウイルス感染症の影響により内外経済を下振れさせ、今後、厳しい状況が続くと見込まれます。  このような状況の中、本市では、令和元年度におきまして、まちの魅力を高める施策を充実し、定住人口の確保につなげるため、公立幼稚園における預かり保育の拡大や待機児童対策の推進など子育て環境の充実に加え、枚方市駅周辺の再整備や香里ケ丘地域の活性化のほか、都市基盤整備の充実など、様々な取組を進めてまいりました。  それでは、別冊の令和元年度決算概要説明書により、順次御説明申し上げます。  恐れ入りますが、決算概要説明書の1ページをお開き願います。  初めに、令和元年度決算における各会計の実質収支の状況でございます。  見開きの歳入歳出決算総括表の2ページ、右から2列目の実質収支額を御参照願います。  上段から一般会計及び国民健康保険、続く3会計を除きまして、介護保険、後期高齢者医療、母子父子寡婦福祉資金貸付金の4特別会計で黒字を計上し、土地取得及び財産区の2特別会計は収支均衡となりました。また、自動車駐車場特別会計は赤字を計上し、歳入不足額を令和2年度予算から繰上げ充用により措置したものでございます。  それでは、会計別に御説明申し上げます。  初めに、認定第1号、一般会計についてでございます。  歳入決算額は1,381億2,150万2,164円で、地方消費税交付金は減少したものの市税収入が増加したことなどにより、前年度に比べ1.8%増加いたしました。  次に、歳出決算額は1,356億723万2,294円で、教育費や扶助費が増加し、1.6%増加いたしました。  その結果、歳入歳出差引額の形式収支は25億1,426万9,870円で、歳出予算の繰越しに伴い翌年度へ繰り越すべき財源8億6,173万9,434円を差し引いた実質収支額は16億5,253万436円でございます。  次に、認定第2号、国民健康保険特別会計についてでございます。  歳入決算額は419億1,364万9,076円で0.3%の減少、歳出決算額は415億7,199万7,455円で0.6%の増加となりました。  歳入歳出差引額及び実質収支額は3億4,165万1,621円でございます。  次に、認定第3号、土地取得特別会計は、歳入歳出とも決算額が4,442万2,698円で、いずれも84.8%の減少となりました。  歳入歳出差引額及び実質収支額は0円でございます。  次に、認定第4号、自動車駐車場特別会計は、歳入決算額が9,983万3,103円で4.4%減少し、歳出決算額は2億6,759万4,717円で19.7%減少いたしました。  歳入歳出差引額及び実質収支額の赤字額は1億6,776万1,614円でございます。  次に、認定第5号、財産区特別会計は、歳入歳出とも決算額が7,647万9,777円で、いずれも25%減少となりました。  歳入歳出差引額及び実質収支額は0円でございます。  次に、認定第6号、介護保険特別会計は、歳入決算額が328億213万815円で4.7%の増加、歳出決算額が322億9,608万9,804円で4.7%の増加となりました。  歳入歳出差引額及び実質収支額は5億604万1,011円でございます。  次に、認定第7号、後期高齢者医療特別会計は、歳入決算額が64億8,475万8,137円で4.7%の増加、歳出決算額が64億2,051万3,744円、8.9%の増加となりました。  歳入歳出差引額及び実質収支額は6,424万4,393円でございます。  最後に、認定第8号、母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計についてでございます。  歳入決算額は7,793万5,601円で12.3%の減少、歳出決算額は7,549万2,746円で1.8%の増加となりました。  歳入歳出差引額及び実質収支額は244万2,855円でございます。  なお、一般会計及び7特別会計を合わせた収支状況は、表の最下段に記載のとおりでございます。  また、附属書類といたしまして、各会計の実質収支に関する調書、歳入歳出決算事項別明細及び財産に関する調書を決算書に添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、簡単ではございますが、認定第1号から認定第8号までの提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御認定いただきますようお願い申し上げます。 67 ◯野村生代議長 次に、認定第9号及び認定第11号並びに議案第75号及び議案第76号について、伊藤上下水道事業管理者。 68 ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 続きまして、認定第9号及び認定第11号並びに議案第75号及び議案第76号につきまして、順次提案理由の御説明を申し上げます。  まず、認定第9号 令和元年度大阪府枚方市水道事業会計決算の認定について及び認定第11号 令和元年度大阪府枚方市下水道事業会計決算の認定について、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の御意見を付しまして、議会の認定をお願いするものでございます。  それでは、別冊の令和元年度水道事業会計・下水道事業会計決算書により御説明申し上げます。  恐れ入りますが、決算書の19ページをお開き願います。  まず、水道事業会計決算の概況でございますが、給水人口が前年度に比べ1,361人減少したことなどによる水需要の減少に伴いまして、年間配水量が減少いたしました。  事業面では、中宮浄水場更新に係る事業者選定基準の作成等に取り組んだほか、引き続き、各施設の更新・改良事業などに取り組みました。  次に、経営状況でございますが、6ページの損益計算書をお開き願います。  1行目、主たる収入である給水収益は約56億8,300万円と、前年度よりも減少しました。  一方、固定資産の除却に伴い特別損失が増加したものの、営業費用が減少したことなどによりまして、7ページ1行目の当年度純利益は13億6,964万8,912円となり、積立金取崩し後の未処分利益剰余金2億円を合わせまして、当年度未処分利益剰余金は15億6,964万8,912円でございます。  なお、次ページ以降の剰余金計算書等につきましては、誠に勝手ながら説明を省略させていただきます。  続きまして、下水道事業会計決算の概況でございますが、決算書の103ページをお開き願います。  令和元年度末の整備人口普及率は、前年度に比べ0.6ポイント上昇し97.3%となりましたが、年間有収水量は減少しております。  事業面では、汚水整備事業において、汚水管布設工事を実施するとともに、雨水整備事業では、浸水被害軽減に向けてポンプ場整備や貯留管整備などに取り組みました。  次に、経営状況でございますが、90ページの損益計算書をお開き願います。  収益では、1行目の下水道使用料が約59億400万円となり、前年度より減少しました。  一方、費用では、支払利息が減少したことから営業外費用が減少した一方で、職員給与費が減少したものの流域下水道維持管理費が増加したことなどから営業費用は増加し、91ページ8行目の当年度純利益は18億3,554万6,964円となり、積立金取崩し後の未処分利益剰余金4億9,380万6,252円を合わせまして、当年度未処分利益剰余金は23億2,935万3,216円でございます。  なお、次ページ以降の剰余金計算書等につきましては、誠に勝手ながら説明を省略させていただきます。  続きまして、議案第75号 令和元年度大阪府枚方市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び議案第76号 令和元年度大阪府枚方市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の370ページをお開き願います。  この2議案は、地方公営企業法第32条第2項の規定により、令和元年度に生じた利益の処分について、議会の議決をお願いするものでございます。  まず、水道事業会計の未処分利益剰余金は、認定第9号で御説明いたしましたとおり、15億6,964万8,912円でございます。  処分内容でございますが、8億8,255万5,142円を建設改良事業の財源に充てるため建設改良積立金に、6億8,709万3,770円をその他積立金に、それぞれ積み立てるものでございます。  次に、371ページの下水道事業会計の未処分利益剰余金は、認定第11号で御説明いたしましたとおり、23億2,935万3,216円でございます。  処分内容でございますが、19億3,787万4,610円を資本金に組み入れ、3億9,147万8,606円を企業債償還の財源に充てるため、減債積立金に積み立てるものでございます。
     以上、認定第9号及び認定第11号並びに議案第75号、議案第76号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、認定及び御可決いただきますようお願い申し上げます。 69 ◯野村生代議長 次に、認定第10号について、岡市市立ひらかた病院事務局長。 70 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 続きまして、認定第10号 令和元年度大阪府枚方市病院事業会計決算の認定について、御説明申し上げます。  本決算は、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の御意見を付しまして、議会の認定をお願いするものでございます。  それでは、別冊の令和元年度病院事業会計決算書に基づきまして、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、決算書の18ページをお開き願います。  まず、令和元年度の決算の概況、ア.総括事項でございますが、2段落目以降にございますとおり、市立ひらかた病院改革プランに基づき、病床稼働率や救急搬送患者応需率の目標達成に引き続き取り組むとともに、改革プランの検証を行い、必要に応じて数値目標を修正の上、経営改善に取り組んでいくことといたしました。  平成31年4月には、消化器センターを稼働させ、同センターのPRを積極的に行い、地域連携の強化を図るなど、経営改善に努めてまいりました。また、年度末に発生いたしました新型コロナウイルス感染症につきましては、感染症指定医療機関としての責務を果たすべく、尽力してきたところでございます。  次に、経営状況について、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、6ページ及び7ページにお戻りいただきまして、損益計算書を御覧ください。  令和元年度の経営成績は、前年度に比べ、収益では、1.医業収益における(1)入院収益、(2)外来収益において、診療単価及び患者数が増加したことなどから約3億3,780万5,000円増加し、一方、2.医業費用は、職員増による(1)給与費の増加や(2)材料費の増加などにより約3億3,748万2,000円増加いたしました。  その結果、7ページの下から3行目に記載しておりますとおり、当年度純損失は2,985万7,861円となりました。  次に、8ページ及び9ページの剰余金計算書及び欠損金処理計算書を御覧ください。  9ページの利益剰余金の未処理欠損金でございますが、令和元年度末の未処理欠損金は、最下段のとおり4,253万937円となりました。  なお、10ページ以降の貸借対照表、附属書類、参考資料につきましては、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、簡単な説明ではございますが、認定第10号 令和元年度大阪府枚方市病院事業会計決算の認定についての説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御認定いただきますようお願い申し上げます。 71 ◯野村生代議長 ただいま議題となっています認定第1号から認定第11号まで並びに議案第75号及び議案第76号の13件についての質疑は行いません。御了承願います。 72 ◯野村生代議長 お諮りします。  本13件については、委員の定数を13人とする決算特別委員会を設置し、これに付託したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 73 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本13件については、委員の定数を13人とする決算特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。 ──────────────────────────────────────────           決算特別委員名簿(議席番号順) ┏━━━━━━┯━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┯━━━━━┓ ┃ 職  名 │ 委 員 名 │ 所 属 会 派  │ 備 考 ┃ ┣━━━━━━┿━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━┫ ┃ 委  員 │加 藤   治│自由民主党枚方創政会│     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │前 田 富 枝│自由民主党枚方創政会│     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │松 岡 ちひろ│ 日本共産党議員団 │     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │堤   幸 子│ 日本共産党議員団 │     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │番 匠 映 仁│  連合市民の会  │     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │奥 野 美 佳│  連合市民の会  │     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │岡 市 栄次郎│  大阪維新の会  │     ┃ ┃      │       │ 枚方市議会議員団 │     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │鍜治谷 知 宏│  大阪維新の会  │     ┃ ┃      │       │ 枚方市議会議員団 │     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │小 池 晶 子│  大阪維新の会  │     ┃ ┃      │       │ 枚方市議会議員団 │     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │一 原 明 美│  公明党議員団  │     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │丹 生 真 人│  公明党議員団  │     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │大 地 正 広│  公明党議員団  │     ┃ ┠──────┼───────┼──────────┼─────┨ ┃ 委  員 │上 野 尚 子│  公明党議員団  │     ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┷━━━━━┛ ────────────────────────────────────────── 74 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま設置されました決算特別委員会の委員については、お手元に配付しています決算特別委員名簿に記載している13人の議員を選任したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 75 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、ただいま申し上げましたとおり、13人の議員を決算特別委員会の委員に選任することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 76 ◯野村生代議長 日程第24、議案第63号「東部大阪都市計画東田宮山之上地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定について」及び日程第25、議案第70号「東部大阪都市計画新町二丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について」を一括議題とします。 77 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。山中都市整備部長。 78 ◯山中信之都市整備部長 ただいま一括上程されました議案第63号 東部大阪都市計画東田宮山之上地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定について及び議案第70号 東部大阪都市計画新町二丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について、順次提案理由を御説明させていただきます。  恐れ入りますが、議案書323ページをお開き願います。  本件につきましては、両条例の制定及び一部改正するに当たり、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  今回の両議案につきましては、区域区分及び用途地域の一斉見直しにより、東田宮山之上地区については市街化区域に編入することに伴い新たに地区計画を定めるため、また、新町二丁目地区については区域内における用途地域の変更と併せて地区計画の変更を行うため、それぞれの地区計画について、区域内の制限に関する条例の制定及び一部改正を行うものでございます。  初めに、議案第63号 東部大阪都市計画東田宮山之上地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定について、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の324ページをお開き願います。  まず、第1条の目的につきましては、本地区計画区域内における建築物に関する制限を定めることにより、適正な都市機能と健全な都市環境を確保することを目的とするものでございます。  第2条は用語の定義を、第3条は適用区域を定めるものでございます。  第4条は建築物の用途の制限を定めるもので、第1項ではそれぞれの地区において規制する建築物の用途を、次ページにかけましての第2項では既存の建築物に対する制限をそれぞれ定めるものでございます。  第5条から第8条までにつきましては、その他の建築物の制限に係る内容でございまして、第5条は建築物の高さの最高限度を、第6条は建築物の緑化率の最低限度を、第7条は敷地が地区計画の区域の内外にわたる場合の措置を、ページ下段から次ページにかけましての第8条では公益上必要な建築物等の特例をそれぞれ定めるものでございます。  第9条及び第10条は罰則規定を、第11条は委任規定を、それぞれ定めるものでございます。  最後に、附則でございますが、本条例は本地区計画に係る都市計画決定の告示の日から施行するものでございます。  議案第63号の説明は以上でございます。  続きまして、議案第70号 東部大阪都市計画新町二丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の354ページをお開き願います。  本改正条例は、東部大阪都市計画新町二丁目地区地区計画の区域内に係る用途地域を変更するに当たり、所要の整備を行うために一部改正するものでございます。  それでは、改正内容につきまして、新旧対照表により御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の356ページをお開き願います。  第4条は、建築物の用途の制限を定めており、第1号では、同号中「次に掲げる」を風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第1号から第4号までに規定する営業の用に供するに改めるとともに、イ及びロを削るものでございます。  第2号では、同号ロ中、「前号イ及びロ」を「前号」に改めるものでございます。  恐れ入りますが、議案書の355ページへお戻り願います。  最後に、附則でございますが、本改正条例は本地区計画に係る都市計画決定の告示の日から施行するものでございます。  以上、議案第63号及び議案第70号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 79 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 80 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第63号及び議案第70号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 81 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本2件については、委員会の付託を省略することに決しました。 82 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 83 ◯野村生代議長 これから議案第63号及び議案第70号の2件を一括して採決します。  本2件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 84 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。
     よって本2件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 85 ◯野村生代議長 日程第26、議案第64号「枚方市附属機関条例の一部改正について」を議題とします。 86 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。田中総合政策部長。 87 ◯田中哲夫総合政策部長 ただいま上程いただきました議案第64号 枚方市附属機関条例の一部改正について、提案理由を御説明申し上げます。  議案書の327ページをお開き願います。  本件につきましては、枚方市附属機関条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  今回の条例改正につきましては、本市の附属機関として新たに障害者地域生活支援事業者選定審査会及び総合型放課後事業委託事業者選定審査会を設置するものでございます。  それでは、改正内容につきまして、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  329ページをお開き願います。  1 市長の附属機関でございますが、左側の改正後の欄の上段に記載しております障害者地域生活支援事業者選定審査会につきましては、地域生活支援事業を委託する事業者の選定に関する審査を行うため、新たに設置するものでございます。  委員定数は5人以内とし、委員構成につきましては、学識経験を有する者、経理に関する専門的知識を有する者など、(1)から(3)のとおりとしております。委嘱期間につきましては、答申の日までとしております。  次に、最下段の2 教育委員会の附属機関でございます。  330ページをお開き願います。  中段に記載しております総合型放課後事業委託事業者選定審査会につきましては、総合型放課後事業を委託する事業者の選定に関する審査を行うため、新たに設置するものでございます。  委員定数は5人以内とし、委員構成につきましては学識経験を有する者、社会教育に関する専門的知識を有する者など、(1)から(4)のとおりとしております。委嘱期間につきましては、別表においては空白となっておりますが、現行の条例本文の規定どおり2年としております。  恐れ入りますが、328ページにお戻り願います。  附則でございますが、本改正条例は公布の日から施行することとしております。  以上、議案第64号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 88 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。野口議員。 89 ◯野口光男議員 ただいま上程されました議案第64号 枚方市附属機関条例の一部改正について。  総合型放課後事業委託事業者選定審査会について、質問いたします。  この審査会は、放課後子ども教室と留守家庭児童会室を合わせて実施する放課後キッズクラブを委託事業として、山田小学校とさだ小学校2校で実施する委託事業者を選定するというものです。児童の放課後を豊かにする基本計画においては、「放課後子ども教室の本格実施に向けては、今後、留守家庭児童会室、放課後自習教室、枚方子どもいきいき広場と合わせた総合的な放課後対策事業(総合型放課後事業)の1つとして位置づけ、当面4事業の総合的な連携・協働を試行的に実施し、その検証を行います。」とあります。  まず、実施の前提となる総合的な連携や協働の検証はされたのでしょうか。  なぜ、コロナ禍のこの時期に委託事業を実施するのか。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う児童生徒の居場所を実施した際に様々な問題が発生し、学校、教育委員会との連絡調整において大きな課題が明らかになった中で、児童生徒の居場所の実施結果の検証はどのようなものなのか、伺います。  また、当該留守家庭児童会室の保護者の意見を聞かれているのか、お伺いいたします。 90 ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 1点目の検証につきましては、コロナ禍により今年度夏季モデル事業は中止しましたが、児童生徒の居場所が児童会室以外の児童も含めて保育を行うという実態でありましたことから、児童生徒の居場所の実施結果の検証を今後の取組につなげるものでございます。  なお、児童の放課後対策審議会からは、児童生徒の居場所は立場や所属を超えた人員が連携と協働をもってその運営に当たった点に鑑みて、事業における連携と協働の重要性とそのありようについて、キッズクラブ実施に要する検討へ活用可能だと判断するとの御意見をいただいております。  2点目のなぜこの時期に委託するのかにつきましては、事業者の人的資源の中での柔軟な勤務体制や職員の配置等による効率化など、通常時とは異なる様々な課題検証を行うことも可能であると考えており、市直営2校のほか、委託事業として2校への導入を行うものでございます。  3点目の居場所の実施結果の検証は、児童会室職員や教職員からの意見のほか、児童会室保護者へのアンケート調査、児童の放課後対策審議会からの御意見等も踏まえ、今後の取組を取りまとめいたしましたものでございます。  なお、放課後キッズクラブを先行導入する4校の保護者を対象に、コロナ感染防止の緊急事態宣言下の生活、緊急事態宣言下の留守家庭児童会室の取組などのほか、放課後子ども教室の開設等についてアンケート調査を実施し、御意見をお伺いしております。 91 ◯野口光男議員 御答弁ありがとうございます。  児童生徒の居場所の実施について教職員から意見聴取をしたということですが、現場の教師は何も聞かれていない、このように言っていますがどのようになっているのでしょうか。伺います。  また、当該児童会室の保護者は、民間活力を活用すること、委託することについて、何も知らされていないと言っています。なぜそのような状況になっているのか、伺います。  今回2つのキッズクラブを委託事業として実施するということですが、その対象はどのように考えているのか。保育所の民間委託では継続性、安定性の観点から社会福祉法人に対象を限ってきましたが、どのようにお考えになっているのか、お伺いします。 92 ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 まず、教職員からの意見でございますが、校長会の会長、副会長より聴取する方法で取りまとめをしたものでございます。  2点目の保護者説明につきましては、この間、コロナ感染拡大状況を注視し、説明会の実施に向けて、保護者の皆様に安心して御参加いただける手段を最大限調整してまいりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ中止させていただくことといたしました。今後、対象4校に説明資料を配布いたしまして、意見をお伺いする予定としております。  次に、委託の対象事業者につきましては、業務を継続して行うこと、また保育所などの児童の保育、または教育の分野に係る事業の運営実績や、放課後児童クラブなどの児童の福祉や健全育成の分野に係る事業の運営実績、全児童対象の社会教育活動の分野に係る事業の運営実績を有することなど、募集要項に資格要件として定めていく予定としております。 93 ◯野口光男議員 先ほどの答弁で、通常時と異なる中で事業者に委託する意味があるとのことでしたが、実際に携わった教職員の聞き取りもしていない、また保護者に委託することについての説明会もされていない、このことには大変驚きました。しっかり説明し、理解を得てから実施すべきです。  そして、委託事業者は民間企業でも可能ということが明らかになりました。到底容認できるものではありません。  今、守口市の学童保育では、民間になっても何も変わらないと保護者に約束しながら、民間になってから、これもあれも駄目と、そして子ども、保護者に信頼されてきた指導員を一方的に雇い止めして、裁判にもなっています。これは守口市だけの話ではありません。全国で同じような事態が発生しています。その理由は、子どもの放課後の安全、安心、市が言う時間、空間、仲間の3間、つまり、子どもの社会教育活動が企業の営利活動として成立しないからです。  子どもの放課後は、行政が子どもの権利保障の観点からしっかり責任を持ってすべきであり、その責任を放棄する事業者選定をすべきでない、本条例改正には反対であると申し上げて質問を終わります。 94 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 95 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第64号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 96 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 97 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 98 ◯野村生代議長 これから議案第64号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 99 ◯野村生代議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 100 ◯野村生代議長 日程第27、議案第65号「枚方市手数料条例の一部改正について」を議題とします。 101 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。石田市民生活部長。 102 ◯石田智則市民生活部長 ただいま上程いただきました議案第65号 枚方市手数料条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の331ページをお開き願います。  本件は、枚方市手数料条例を一部改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  今回の条例改正は、国におきまして社会保障・税番号制度に係る通知カードが廃止されたことにより、通知カードの再交付等の手続が不要となり、手数料について所要の整備を行うため、枚方市手数料条例の一部改正を行うものでございます。  それでは、改正内容につきまして、参考資料の新旧対照表により御説明申し上げます。  議案書の333ページをお開き願います。  現行の別表第1の8の表、第1項第1号から次のページの第6号の欄でございますが、現行では、本人の責めに帰すべき事由による通知カードの再交付等については手数料がかかる旨を規定しておりますが、通知カードの再交付等の手続が不要となったことから、改正後において事務の欄及び金額欄を削除するものでございます。  次に、334ページからの改正後の第1項につきましては、項目の繰上げと文言の整理を行ったもので、内容に変更はございません。  恐れ入りますが、332ページにお戻り願います。  附則におきまして、この条例の施行日を公布の日と規定しております。  以上、簡単ではございますが、議案第65号についての提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 103 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 104 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第65号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 105 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 106 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 107 ◯野村生代議長 これから議案第65号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 108 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 109 ◯野村生代議長 日程第28、議案第66号「枚方市重度障害者の医療費の助成に関する条例等の一部改正について」を議題とします。 110 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。石田市民生活部長。 111 ◯石田智則市民生活部長 ただいま上程いただきました議案第66号 枚方市重度障害者の医療費の助成に関する条例等の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の336ページをお開き願います。  本件は、重度障害者、子ども、ひとり親家庭の各福祉医療費助成制度の対象者が精神病床へ入院した場合の助成範囲の拡大及び重度障害者医療費助成制度における住所地特例の取扱いを見直すため、枚方市重度障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  今回の条例改正につきましては、大阪府におきまして市町村の重度障害者、乳幼児、ひとり親家庭の各医療費助成事業費補助金交付要綱の一部改正が行われたことに伴い、本市の福祉医療費助成制度を見直すものでございます。  恐れ入りますが、議案書の337ページをお開き願います。  枚方市重度障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の第1条は、枚方市重度障害者の医療費の助成に関する条例の一部改正について、次に、338ページの第2条は、枚方市ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部改正について、第3条は、枚方市子どもの医療費の助成に関する条例の一部改正についてを定めております。  それでは、改正内容につきましては、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の339ページをお開き願います。  初めに、枚方市重度障害者の医療費の助成に関する条例関係でございますが、改正後の第2条では、対象者について現在導入しております住所地特例の対象施設を国民健康保険法における取扱いに合わせる変更を行うものでございます。  国民健康保険加入者及び後期高齢の被保険者で本市に住所を置かない者のうち、第6号では、国民健康保険法で掲げる入院、入所または入居によって、当該入院等に係る病院、診療所、または施設の所在する市町村に住所を変更した者について対象とするものでございます。  340ページの第7号では、2つ以上の病院等に継続して入院等をしている者について、それぞれの病院等の所在する場所に順次住所を変更した場合、最初の病院等に入院等をした際に、本市に住所を置いていた者を対象とするものでございます。  第8号は、2つ以上の病院等に継続して入院等をし、特定住所変更を行った者について、最後に行った特定住所変更に係る継続入院等をした際に、本市に住所を置いていた者を対象とするものでございます。  341ページの第2項第5号につきましては、前項で対象施設を変更したことに合わせて、文言整理を行うものでございます。  第3条におきましては、助成の範囲を精神病床への入院について拡大するものでございます。  次に、同ページ下段の枚方市ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例関係でございますが、第3条におきまして、助成の範囲を精神病床への入院について拡大するものでございます。  342ページの枚方市子どもの医療費の助成に関する条例関係でございますが、第4条におきまして助成の範囲を精神病床への入院について拡大するものでございます。  恐れ入りますが、338ページにお戻り願います。
     附則の第1項は、この条例の施行日を令和3年4月1日からとするものでございます。  第2項におきましては、施行日以前の精神病床への入院助成については改正前の制度によること、また、第3項におきましては、重度障害者医療費助成制度における住所地特例の取扱いにつきまして、施行日前から令和3年10月31日まで引き続き入院等、または継続入院等をしている場合、この期間は改正前の制度によることと定めるものでございます。  以上、簡単ではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 112 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 113 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第66号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 114 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 115 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 116 ◯野村生代議長 これから議案第66号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 117 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 118 ◯野村生代議長 午後1時20分まで本会議を休憩します。     (正午 休憩)     (午後1時20分 再開) 119 ◯野村生代議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 120 ◯野村生代議長 日程第29、議案第67号「枚方市基金条例の一部改正について」を議題とします。 121 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。山崎健康福祉部長。 122 ◯山崎 宏健康福祉部長 ただいま上程いただきました議案第67号 枚方市基金条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の344ページをお開きください。  本件は、報告第16号 債権の放棄について及び報告第17号 令和元年度枚方市基金の運用状況についての中で報告のありましたとおり、枚方市くらしの資金におきまして貸し付けております債権の一部を放棄したことに伴い、貸付資金へ充てるため、本条例で定める枚方市くらしの資金貸付基金の額を減額するもので、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  それでは、改正内容につきまして、参考資料の新旧対照表により御説明いたします。  議案書の346ページをお開きください。  本条例の別表において、2 特定の目的のために定額の資金を運用する基金として設けております枚方市くらしの資金貸付基金の基金の額を1億5,408万6,387円から9,977万1,887円に改めるものでございます。  恐れ入りますが、345ページにお戻りください。  附則といたしまして、本改正条例は公布の日から施行する旨を規定するものでございます。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第67号についての説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 123 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 124 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第67号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 125 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 126 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 127 ◯野村生代議長 これから議案第67号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 128 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 129 ◯野村生代議長 日程第30、議案第68号「枚方市立総合福祉会館条例の一部改正について」を議題とします。 130 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。山崎健康福祉部長。 131 ◯山崎 宏健康福祉部長 ただいま上程いただきました議案第68号 枚方市立総合福祉会館条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の347ページをお開き願います。  本件につきましては、今回、指定管理者の選定に当たり、指定管理者の行う業務を見直すため、条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  それでは、改正内容につきまして、参考資料の新旧対照表により御説明申し上げます。  349ページをお開きください。  指定管理者による管理業務を規定しております枚方市立総合福祉会館条例第4条の第2項第1号中「前条各号」を「前条第2号から第4号まで」に改めるものでございます。  これは、枚方市立総合福祉会館において行う全ての事業を指定管理者が行う業務としておりましたが、過去4回の公募におきまして、いずれも1者の応募となったため、複数の事業者から意見聴取を行い、応募を困難にする要因となる業務を検討し、枚方市立総合福祉会館条例第3条第1号に規定する「福祉に関する相談並びに情報の収集及び提供を行うこと。」を指定管理業務から区分するものでございます。  恐れ入りますが、348ページにお戻りください。  附則といたしまして、本改正条例は令和3年4月1日から施行することを規定するものでございます。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第68号 枚方市立総合福祉会館条例の一部改正についての提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 132 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。松岡議員。 133 ◯松岡ちひろ議員 ただいまの議案第68号 枚方市立総合福祉会館条例の一部改正について、御質問させていただきたいと思います。  今回の条例改正は、指定管理期間満了に伴い新たに事業者を公募するために、総合福祉会館の事業として定めた条例第3条第1号「福祉に関する相談並びに情報の収集及び提供を行うこと。」を、より多くの事業者が指定管理事業者に参入しやすくなるよう業務から外し、委託事業としていくのだということです。  1つ目は、なぜ事業者が参入しやすくなるのでしょうか。  2つ目は、総合福祉会館は福祉避難所でもあります。現在の指定管理者である社会福祉協議会以外の管理運営者となれば、福祉避難所の運営に支障が出るのではないでしょうか。  3つ目は、総合福祉会館の設置目的を改めてお聞かせください。 134 ◯山崎 宏健康福祉部長 指定管理業務におきまして大きな役割を担うこととなります民間事業者に対する意見聴取を踏まえますと、福祉に関する相談並びに情報の収集及び提供という業務につきましては、例えば障害者によりますケアカウンセリングを実施しておりますが、指定管理者として必要な雇用を確保し適切な運営管理を行うことが最も応募を困難にする要因となっているものと判断しております。そのため、この業務を指定管理対象事業から切り離すことが、指定管理者への応募がしやすくなる取扱いであると考えております。  次に、福祉避難所の開設、運営につきましては、市の役割となっておりまして、指定管理者には施設管理上、必要な対応は求めておりますが、社会福祉協議会に限定される業務内容ではないと考えております。  次に、枚方市立総合福祉会館の設置目的につきましては、条例第1条で定めております障害者、高齢者等に対する福祉サービスの充実を図るとともに、市民の福祉活動を促進することでございます。 135 ◯松岡ちひろ議員 今の答弁によりますと、事業者が参入しやすくなることについては、事業者自らの御意見だからだということです。  では、なぜ設置目的である業務の実施が難しいという事業者にわざわざ管理運営を任さなければならないのでしょうか。ここは全く理解することができません。事業者は設置目的を果たせるところであるべきです。  現在の指定管理事業者である社会福祉協議会は、総合福祉会館を拠点に活動しており、平成18年度からは指定管理事業者として施設の設置目的を果たし、安定的に福祉会館事業を継続させ、運営を行っておられます。  そもそも指定管理者制度は、効果的、効率的に公の施設に民間のノウハウを活用しながら、市民サービスの向上と経費の削減を図ることを目的としています。現在の事業者である社協は、これまでの実績を見ても、指定管理者制度の目的を最も効果的、効率的に果たすことができる事業者ではないかと率直に思うわけです。今回の相談などの業務を指定管理業務から外して委託業務にするのだということですが、1つの施設内で3つの事業者がそれぞれで業務を行うことになり、これでは効率性も、効果性も低下することになります。  また、福祉避難所が開設されたときには市が運営するのだということであっても、避難所には社協も関わるわけですから、災害を見据えれば、配慮が必要な方が来られる福祉避難所となる会館は、特に情報をより迅速に共有できるようにするためにも、組織形態は単純であるほうが望ましいことは当たり前ではないでしょうか。  改めて、総合福祉会館の指定管理者制度は公募ではなく、現在の事業者を指定管理事業者とする特定にするべきではないでしょうか。見解をお聞きいたします。 136 ◯山崎 宏健康福祉部長 指定管理者制度につきましては、公の施設について民間事業者等が有するノウハウを活用することにより、住民サービスの質の向上を図り、施設の設置目的を効果的に達成するための制度でございます。  これまでから、総合福祉会館の指定管理者選定は公募としておりましたが、過去4回の公募におきまして1者しか応募がなかったことを踏まえ、今回の選定に当たりましては、市民サービスの向上を図るため、複数の事業者から御提案いただけるよう、指定管理業務の見直しを行うものでございます。 137 ◯松岡ちひろ議員 なかなか苦しい御答弁ではないかと思うのですけれども、私たちは、そもそも福祉施設への指定管理者制度の導入は疑問であります。しかし、指定管理者制度の活用をしたいと示される枚方市の立場に立っても、今回の条例改正は制度の趣旨に沿うものではありません。  答弁では効率的という文言は避けられましたが、これまで何度も指定管理者制度はより効率的で効果的な管理運営と市民サービスの質の向上の双方を図られる制度だと示されてまいりました。制度趣旨を損なってまで参入事業者を増やすようなやり方は行うべきではなく、4度も応募がないということは、そもそも公募制にはそぐわない特性を持つ施設だと判断するべきであり、特定での実施が妥当な方法で、条例を改正する必要もありません。  以上で質問を終わります。 138 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 139 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第68号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 140 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 141 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。松岡議員。 142 ◯松岡ちひろ議員 議案第68号 枚方市立総合福祉会館条例の一部改正について、日本共産党市議団を代表し、反対の立場で討論を行います。  今回の条例改正は、枚方市立総合福祉会館、通称ラポールひらかたの指定管理期間満了に伴い、次期事業者を公募するに当たり、事業者が参入しやすい条件を整えることを目的として、「福祉に関する相談並びに情報の収集及び提供を行うこと。」の項を指定管理者業務から外してしまうというものです。  私たち日本共産党市議団は、指定管理者は公募ではなく特定で行うべきであり、条例の改正は必要がなく、本条例改正に反対します。  以下に理由を述べます。  総合福祉会館の設置目的は、障害者、高齢者などに対する福祉サービスの充実を図るとともに、市民の福祉活動を促進することです。この目的に沿い、総合福祉会館は社会福祉協議会の活動拠点にもなっています。また、社会福祉協議会は、現在の指定管理事業者としても管理運営業務を担い、安定的に福祉事業を一体的に実施しているところです。  今回、条例改正案が出された総合福祉会館条例には、指定管理者業務は、この設置目的を実施するための業務として定められています。であるにもかかわらず、相談などの業務を指定管理業務の対象外としていくことで、別途新たな事業者の応募もしなければならなくなり、これによって1つの施設内で、社会福祉協議会としての業務、相談などの業務、管理運営の業務と、それぞれの福祉業務を3つの事業者が実施することになります。  また、総合福祉会館は災害時は福祉避難所となる施設であることや、社会福祉協議会がボランティアの受入れを行うボランティアセンターを開設もされます。明らかに他の施設とは異なる、市内でも特別で専門性が高い役割を担う施設です。  このような役割を持つ総合福祉会館の業務を分散化する在り方は、効率性が低下し、指定管理者制度が求めた効率的、効果的な市民サービスの向上を図ることにもなりません。そもそも社会福祉協議会が一体的に継続してきた福祉サービスをそれぞれの事業者で実施することが、市民にとっての利益になるとは到底思えません。あまりにも制度ありきで、市民不在ではないでしょうか。  公募で競争することに固執している枚方市ですが、指定管理者制度は公募しない在り方も認めています。枚方市の指定管理者に関する条例第2条第3項には、市長等は次に掲げる場合には指定管理者になろうとする団体を公募しないことができるとあります。まず第1号には「指定施設の管理を、現に指定管理者である団体が管理する公の施設の管理と一体的に行わせることが適当であると認める場合」、また第3号には「専門的な知識及び個別的な経験を要する指定施設の管理を、現に当該指定施設の指定管理者である団体に引き続き行わせることが適当であると認める場合」との定めです。  私たち市議団では、条例改正を行わないことが住民の利益を守ることになると考えます。障害者、高齢者に対する福祉サービスの充実を図り、市民の福祉活動を促進することを守るために、本改正の提案には反対することを申し上げ、討論を終わります。 143 ◯野村生代議長 これをもって討論を終結します。 144 ◯野村生代議長 これから議案第68号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 145 ◯野村生代議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 146 ◯野村生代議長 日程第31、議案第69号「枚方市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を議題とします。 147 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。杉浦子ども未来部長。 148 ◯杉浦雅彦子ども未来部長 ただいま上程いただきました議案第69号 枚方市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、提案理由を御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の350ページをお開き願います。  本件につきましては、枚方市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  今回の条例改正は、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部を改正する内閣府令が本年4月1日に公布、施行され、連携施設の確保に係る特例の基準が見直されたことに伴いまして、本市の条例につきましても同様の改正を行うものでございます。  それでは、改正内容につきまして、352ページからの参考資料、新旧対照表により御説明いたします。  特定教育・保育施設等との連携について規定しております第42条第4項に第1号及び第2号を追加し、第1号では、保育所等の利用についての調整を行うに当たって、小規模保育事業等の卒園児を優先的に取り扱う措置及び引き続き必要な教育または保育が提供されるよう必要な措置を講じているときは、連携施設において受け入れ、教育または保育の提供を行わないことができることを、第2号では、特定地域型保育事業者による卒園後の受皿の提供を行う連携施設の確保が著しく困難であると認めるときは、連携施設の確保を不要とすることを規定しております。  第5項は、引用条項の整理でございます。  351ページにお戻りください。  附則でございますが、本条例は公布の日から施行することとしております。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第69号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 149 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。広瀬議員。 150 ◯広瀬ひとみ議員 ただいま提案のありました議案第69号について、質問させていただきます。  さきの6月定例月議会の質疑、また一般質問の中においても、我が党議員団より小規模保育事業の在り方について質問させていただいて、小規模保育事業実施施設に入園された園児たちの受皿はしっかり確保すること、そのための連携園が必要だという意見を述べさせていただきました。  今回の条例改正も、小規模保育事業実施施設に在籍する子どもを保育の利用調整の際に、優先的に取り扱うことによって、連携施設の3歳児以降の受皿の確保という部分について適用しないことができるという規制緩和の改正となっています。  現在、既に利用調整点に加点を行うなどの対応をされているとお伺いしましたが、実際に小規模保育事業実施施設卒園時点で、3歳以降に入所を希望する、当初に申し込んだ第1希望や第2希望の施設にほとんどの方が入れている状況なのかどうか、お伺いいたします。 151 ◯杉浦雅彦子ども未来部長 小規模保育を利用する児童につきましては、入所申請の時点におきまして、併せて3歳からの利用を希望する施設の申請もしていただきます。また、卒園までの間、定期的に希望した施設の待機状況をお知らせするなど、丁寧な利用調整に努めております。  希望する施設への入所につきましては、新規の入所申請の場合と同様、保護者が施設の空き状況を見ながら希望施設を変更される場合があり、当初の希望がかなわないケースもありますが、保護者の希望や状況を十分に聞き取り、丁寧な利用調整を行いながら、3歳からの保育所等への入所につなげております。 152 ◯広瀬ひとみ議員 ただいまの御答弁でも、やはり確実に第1希望の保育園に入所できるという状況ではないということが分かりました。  ところで、6月の定例月議会では、枚方市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例について、同様の内容の改正が行われたわけですが、6月に改正した条例と今回の条例改正の違いについて、御説明をお願いします。 153 ◯杉浦雅彦子ども未来部長 6月に改正しました枚方市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例につきましては、家庭的保育事業等の設備及び運営についての基準を定めるもので、国の省令改正を踏まえて改正したものでございます。  今回の条例改正につきましては、教育・保育施設や家庭的保育事業等を含む国の給付の対象となる施設、事業に対して求める運営に関する基準を定めるもので、内閣府令の改正に基づき改正するものでございます。 154 ◯広瀬ひとみ議員 運営に関する基準と給付の対象とする基準と二本立てであるということで、非常にややこしいわけですけれども、6月の条例改正のときも国の省令に合わせて市の条例を改正するという御説明でありました。  今回も同様だということでありますが、給付の対象となる施設の運営基準ということで、条例そのものには反対はいたしませんが、これらの小規模保育事業実施施設の連携施設に係る特例措置については頻繁に改正され、そのたびに要件や内容が緩和されてきています。国が緩和したからといって、市も同様に緩和する必要があるのでしょうか。やはり小規模保育事業実施施設の卒園後の行き先も含めて、しっかりと連携施設の役割を定め果たす必要があるのではないでしょうか。それが困難なのであれば、やはり入所した時点から5歳児クラスまで継続した保育を受けられる認可保育所を設置すべきだと、改めて意見を述べて終わらせていただきます。 155 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 156 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第69号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 157 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 158 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 159 ◯野村生代議長 これから議案第69号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 160 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 161 ◯野村生代議長 日程第32、議案第71号「穂谷川清掃工場第3プラント定期補修工事(後期)請負契約締結について」を議題とします。 162 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。藤原総務部長。 163 ◯藤原卓也総務部長 ただいま上程いただきました議案第71号 穂谷川清掃工場第3プラント定期補修工事(後期)請負契約締結についてにつきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の357ページをお開き願います。  本件は、請負契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  まず、工事の概要につきまして、御説明申し上げます。  議案書の359ページを御覧いただきますようお願い申し上げます。  工事概要書の5.施工理由といたしまして、電気事業法等の関連法令に基づき穂谷川清掃工場第3プラントの定期補修を行うとともに、穂谷川清掃工場の後継施設の稼働開始予定時期が令和5年度から令和7年度に見直されたことにより、穂谷川清掃工場の稼働期間を2年間延長させる必要が生じたため、当該延長に伴い必要となる補修を行うものでございます。  恐れ入りますが、357ページにお戻り願います。  契約締結内容でございますが、1.発注者は、枚方市市長 伏見 隆、2.受注者は、尼崎市浜1丁目1番1号、クボタ環境サービス株式会社大阪支社支社長 くわ野 卓、3.契約金額は、2億240万円でございます。また、7.工期は、本契約締結日から令和3年1月15日までで、その他の項目は記載のとおりでございます。  なお、議案書の358ページから360ページにかけまして執行調書、工事概要書及び工事場所位置図を添付させていただいておりますので、御参照お願いいたします。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第71号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 164 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。大地議員。 165 ◯大地正広議員 ただいま上程されました議案第71号 穂谷川清掃工場第3プラント定期補修工事(後期)請負契約締結について、お伺いします。  私は、平成24年第4回定例会において、この第3プラントの老朽化に対し、現状の施設の老朽化を調査した上で計画的な施設維持をすべきと訴えさせていただき、平成25年決算特別委員会において、そのことを踏まえて動き出した穂谷川清掃工場の老朽化対策に対して質問させていただきました。その御答弁では、10年程度延命する老朽化対策案と国の交付金を活用する長寿命化計画案という2つの案を比較検討した上で、工事期間が長期間になる、また、交付金対象以外の建物や周辺設備などの補修、改修に多額な費用が別に発生する長寿命化に対して、10年程度の延命を図る老朽化対策は最低限必要な機能の維持を図る工事であるため、費用が安価になり効果的であるとのことでした。  今回上程されたこの議案は、10年間の延命を目標に老朽化対策工事を施した上で、毎年、計画的に運営されてきた定期補修工事費用と、京田辺市との新たな後継施設の建設が2年延長されたとのことでの当初の老朽化対策で見送られていた補修の中で、最低限しなくてはならなくなった補修工事を合わせた請負契約締結であるとお聞きしております。  また、補修内容については、適切に精査を図られたものと思いますが、それぞれの補修に係る費用について、まずはお伺いします。 166 ◯川南 裕環境部長 今回請負契約を締結いたします穂谷川清掃工場第3プラント定期補修工事につきましては、定期補修と延長稼働させる補修を併せて行うものでございます。その内訳費用といたしましては、定期補修に係る直接工事費の予定価格は約9,000万円、延長稼働に係る直接工事費の予定価格は約5,700万円でございます。この2つを合わせ、共通費、消費税等相当額を加えて工事費として算定しております。 167 ◯大地正広議員 今回の定期補修工事については、一定理解いたしました。  令和3年度も同様に延長稼働に係る補修を定期補修と併せて行うものとお聞きしておりますが、なぜ1年ではなく2か年となったのか。その理由と、その費用は今回と同等になるのか、お伺いします。  また、当初は穂谷川清掃工場を令和5年度まで稼働する、10年程度延命化するとした予定が、後継施設の稼働開始が令和7年度に見直されたことによって、その年度までの定期補修が2年間必要となります。この令和7年度まで穂谷川清掃工場を安定稼働させるための定期補修について、どのような計画を立てておられるのか、お伺いします。 168 ◯川南 裕環境部長 まず、延長稼働に係る補修を令和2年度・3年度の2か年としたことについてでございますが、令和7年度まで2年間延長して稼働させるための補修部品等の耐用年数を改めて検討し、市民生活に影響を及ぼさない焼却炉の停止期間や財政負担の平準化を踏まえ、2年間としたものでございます。  延長稼働に係る補修費用につきましては、2か年で約1億2,000万円としており、令和2年度の補修費用と同等程度になるものと見込んでおります。  次に、定期補修計画についてでございますが、2年間延長となりますが、炉の休止2年前から管理費用を抑えた最小限度の点検整備を行うこととしており、このたびの2年間の延長稼働に伴うこの部分の変更はございません。 169 ◯大地正広議員 最後に、要望させていただきます。  一般的にごみ処理プラントは、メーカー独自の高度な技術、ノウハウにより、効率的なごみ処理を実現するよう工夫がされております。そのことから、プラントメーカーと随意契約方式を取られており、メーカー推奨の補修等、また見積書を提示されていると思いますが、適切に十分な精査をしていただき、可能な限り低コストで計画的に補修を行い、市民生活に影響が生じることがないよう安定稼働に努めていただきますことを申し上げ、この質問を終わらせていただきます。 170 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 171 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第71号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 172 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 173 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 174 ◯野村生代議長 これから議案第71号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 175 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 176 ◯野村生代議長 日程第33、議案第72号「香里小学校長寿命化改修及び増築工事請負変更契約締結について」を議題とします。 177 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。藤原総務部長。 178 ◯藤原卓也総務部長 ただいま上程いただきました議案第72号 香里小学校長寿命化改修及び増築工事請負変更契約締結について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の361ページをお開き願います。  本件は、平成30年12月定例月議会におきまして議決いただきました契約案件につきまして変更契約を締結するに当たりまして、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  まず、変更理由につきまして、御説明を申し上げます。  議案書の362ページを御覧いただきますようお願い申し上げます。  工事概要書(変更)の6.変更理由といたしまして、中教室棟について、当初設計では目視等による予備調査を行い、外壁のひび割れ等の数量を計上しておりましたが、着工後、外部足場を組み、内部仕上げを解体撤去した上で本格調査を行ったところ、新たに補修が必要なひび割れ部等が見つかり、また、教室の床の下地調整材の厚みを当初設計より増やす必要があることが判明いたしました。これらのことから、契約金額を変更するものでございます。  恐れ入りますが、361ページにお戻り願います。  変更契約締結内容でございますが、1.発注者は、枚方市市長 伏見 隆、2.受注者は、枚方市茄子作4丁目31番15号、丸信住宅株式会社枚方支店支店長 宮原房保、5.変更内容は、契約金額を9億2,568万900円から9億5,434万3,600円に増額変更するもので、その他の項目につきましては記載のとおりでございます。  なお、議案書の362ページから363ページにかけまして工事概要書及び工事場所位置図を添付させていただいておりますので、御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第72号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 179 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。一原議員。 180 ◯一原明美議員 ただいま上程されました議案第72号 香里小学校長寿命化改修及び増築工事請負変更契約締結について、お伺いいたします。  まず、この契約案件について、主な変更の詳細内容と理由について、お伺いいたします。 181 ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 主な変更内容につきましては、2階建ての校舎の外壁のひび割れなどを修理する範囲が増加したことによるものでございます。  その理由につきましては、当初設計段階で見込んでいたひび割れの数量について、費用対効果の関係から足場を組むことなく調査可能な範囲で目視及び打診調査を行っており、工事着手後に全体的に足場を組み精査したところ、数量が増加したものでございます。 182 ◯一原明美議員 主な変更内容と理由については、一定理解いたしました。  それでは、次に、コスト面の観点からお伺いいたします。  令和元年12月での変更は約1,970万円、今回は約2,860万円、合わせて4,830万円の増額となります。  以前、我が会派からは、ドローンなどの調査技術を活用することで、そのための調査費用が発生することにはなりますが、その結果を設計内容に反映することで、このような変更契約を最小限にできると思います。  そこで、ドローンなどを活用し設計段階で必要な工事内容を反映することと、これまでのように工事の段階で変更契約をすることと、どちらにコスト的なメリットがあるのか、また、今後どのように取り組んでいかれるのか、お伺いいたします。
    183 ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 設計段階での十分な調査内容を設計に反映させることで、契約変更を最小限にすることは認識しているところでございます。また、ドローンを活用した調査は、高層の建物などについてはコスト的なメリットが見込まれますが、本市学校施設については低層の建物であることから、ドローンの活用についてのコスト的なメリットが低く、対象となる施設や工事の規模、内容などにより効果が分かれることになります。そのため、従来の工事段階での変更契約との比較を一概に行うことは難しく、今後も状況に応じて費用対効果を勘案し、トータルコストがより安価になるよう取り組んでまいります。 184 ◯一原明美議員 それでは、最後に要望させていただきます。  御答弁で、施設や工事規模により効果が分かれるとのことであります。言い換えれば、施設によりドローン活用が有効な場合も発生するとのことになります。  今後は状況により費用対効果を勘案して、トータルコストが安価になるよう取り組むとのことですが、今回の案件は学校施設ですので、これ以上申し上げませんが、施設改修関係の工事契約の変更はこれまで多く報告されております。コストメリットにおいて、制度の高い設計調査を図っていただくよう要望し、質疑を終わらせていただきます。 185 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 186 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第72号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 187 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 188 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 189 ◯野村生代議長 これから議案第72号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 190 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 191 ◯野村生代議長 日程第34、議案第73号「枚方市長尾財産区財産の処分について」を議題とします。 192 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。藤原総務部長。 193 ◯藤原卓也総務部長 ただいま上程いただきました議案第73号 枚方市長尾財産区財産の処分についてにつきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の364ページをお開き願います。  本件は、財産区財産を処分するに当たりまして、地方自治法第96条第1項第8号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  本財産は、長尾大池の一部でございますが、枚方市長尾財産区管理会及び枚方市長尾土地改良区の同意の下、都市計画道路長尾杉線整備事業用地といたしまして、枚方市土地開発公社に売却処分するものでございます。  それでは、処分物件の概要につきまして御説明を申し上げます。  物件の所在地及び地番は、長尾東町一丁目4863番9と同番2で、地目はため池と堤でございます。  次に、面積は、合計で9,094.77平方メートルでございます。  処分先につきましては、枚方市大垣内町二丁目1番20号枚方市役所内、枚方市土地開発公社でございます。  処分予定額は1億9,008万693円でございます。  また、参考資料といたしまして、議案書365ページから367ページにかけまして位置図、平面図、地籍図を添付させていただいておりますので、御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第73号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 194 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 195 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第73号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 196 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 197 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 198 ◯野村生代議長 これから議案第73号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 199 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 200 ◯野村生代議長 日程第35、議案第74号「財産(フルコンサートグランドピアノ)の取得について」を議題とします。 201 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。武田観光にぎわい部長。 202 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 ただいま上程いただきました議案第74号 財産(フルコンサートグランドピアノ)の取得について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の368ページをお開き願います。  本件は、財産を取得するに当たり、地方自治法第96条第1項第8号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  1.取得物件は、ドイツ製のフルコンサートグランドピアノ1台で、5.目的に記載しておりますが、令和3年9月に開館を予定しております総合文化芸術センターにおいてコンサート等で使用するピアノを設置するため、取得するものでございます。  2.契約先は、神戸市中央区加納町6丁目3番1号、ミューズウエスト株式会社代表取締役社長 三木俊彦でございます。  3.取得金額は、2,508万円でございます。  4.用途、5.目的及び6.契約条項その他につきましては、記載のとおりでございます。  なお、契約期間につきましては、議案書369ページの参考資料、入札執行調書の表、上から5つ目の項に記載のとおり、本契約締結日から令和3年3月31日までとなっております。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第74号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 203 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。妹尾議員。 204 ◯妹尾正信議員 ただいま上程されました議案第74号 財産(フルコンサートグランドピアノ)の取得について、お聞きいたします。  今回取得するフルコンサートグランドピアノは、スタインウェイ製と聞いていますが、京阪沿線最大規模の文化芸術施設となる総合文化芸術センターにとって、ハード整備の一環として設置するのは当然のことです。逆に、今まで本市になかったことのほうが非常に不思議に感じるぐらいであります。  オープン後、このフルコンサートグランドピアノをどのように活用され、ソフト事業に生かされていくのか、お考えをお伺いいたします。 205 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 ドイツのスタインウェイ製のフルコンサートグランドピアノは、世界を代表するピアノで、著名なアーティストから高い支持を受けております。アーティストにとっては設置されているピアノを条件に公演会場を選択されることも多く、総合文化芸術センターでは、これまで市民会館で招聘できなかったアーティストのコンサートも数多く実施し、多くの市民の皆様に喜んでいただきたいと考えております。  また、プロを目指している若手芸術家や、これから本格的にピアノを始めたいと思っている市民の皆様が発表会等において、一流アーティストが使用するピアノを御利用いただくことは、本市の文化芸術の裾野を広げていく観点からも重要なことだと考えております。  なお、総合文化芸術センターでは、フルコンサートグランドピアノをはじめ、セミコンサートグランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノをホールやリハーサル室等において、配置を予定しております。 206 ◯妹尾正信議員 ピアノの活用は、多彩な事業を展開していく観点から必要であることは理解いたしました。  では、府内の公共ホールにおけるスタインウェイ製のフルコンサートグランドピアノの設置状況はどのようなものなのか、お伺いいたします。 207 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 府内の公共ホールにおけるスタインウェイ製のフルコンサートグランドピアノの設置状況ですが、豊中市立文化芸術センターでは3台、フェニーチェ堺で2台、東大阪市文化創造館で2台、寝屋川市のアルカスホールで2台、高槻現代劇場で1台などを設置している状況でございます。 208 ◯妹尾正信議員 総合文化芸術センターについては、本市の文化芸術を発展していくためにとても重要な施設であることはもちろんのこと、人口減少に歯止めをかけ、子育て世代の転入人口の増加を図っていき、まちのにぎわいを創出していくためには重要な施設となっております。  建設工事のほうは着々と進められていますが、楽器などの備品についてもハード整備となりますので、施設相応の備品を設置しないと私が求めているソフト事業の充実につながっていきません。建設工事竣工後、本格的に備品を整備していくことになると思いますが、充実したソフト事業が展開できることを念頭に置きながら整備していただきますよう要望しておきます。  また、トッププロから高い評価を受けているピアノに子どもたちや音楽家を目指す人たちが接することで夢と希望を与えるので、今は財政的に非常に厳しいですが、近い将来きちんとした財政計画を立てて、世界の人々から支持される優れたピアノを複数台そろえることを要望いたしまして質疑を終わります。 209 ◯野口光男議員 私からも、議案第74号 財産(フルコンサートグランドピアノ)の取得について、質問させていただきます。  改めて、今回購入する予定のスタインウェイ製ピアノD-274、この機種をなぜ選定されたのか、その理由について、お伺いしたいと思います。 210 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 今回購入を予定しておりますドイツのスタインウェイ製D-274の選定理由についてですが、新たに整備する総合文化芸術センターの1,468席の大ホールにおいてピアノ1台での演奏会を実施する場合、小型のピアノではホール後方の座席の鑑賞者までピアノの音がしっかり届かないため、著名なアーティストから高い支持を受けているスタインウェイ製の中で一番大きな機種を選定しております。 211 ◯野口光男議員 先ほど妹尾議員の質問に対する答弁で、同規模ホールのピアノの設置状況を聞いていますと、複数台設置していることが分かりました。  今回、総合文化芸術センターについては、このスタインウェイ製のD-274を1台しか購入する予定がないようですが、ピアノコンサートやコンクールでは2台ピアノコンチェルトという演奏もあります。本当に1台で大丈夫なのか、伺いたいと思います。 212 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 総合文化芸術センターでは、現在メセナひらかた会館と市民会館に設置しているヤマハ製のフルコンサートグランドピアノ2台を移設し、今回購入予定のスタインウェイ製1台と合わせて、合計3台のフルコンサートグランドピアノで運用していく考えです。したがいまして、2台のピアノを使用した演奏会では、ヤマハ製のフルコンサートグランドピアノ2台を御利用いただくことを考えております。 213 ◯野口光男議員 2台のピアノを使用する演奏会については、ヤマハ製のフルコンサートグランドピアノを使用するという答弁でした。  府内他市の公共ホールにおいては、スタインウェイ製D-274のピアノが2台設置されているケースが多いと先ほども言いましたけれども、その中で総合文化芸術センターでは1台ということであります。市民にとって喜ばれるピアノであるならば、ピアノコンチェルトのために2台の設置は必要なかったのかと思っています。施設整備計画では、大ホールは音楽表現を主たる用途としたホールとしていながら、演奏者に十分応えられず、他のホールよりも劣ってしまうというのは非常に残念です。  今後、再度精査していただき、購入に向けた検討を行っていただくよう要望して、質問を終わります。 214 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 215 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第74号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 216 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 217 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 218 ◯野村生代議長 これから議案第74号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 219 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 220 ◯野村生代議長 午後2時25分まで本会議を休憩します。     (午後2時19分 休憩)     (午後2時25分 再開) 221 ◯野村生代議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 222 ◯野村生代議長 日程第36、議案第54号「令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第9号)」を議題とします。 223 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。田中総合政策部長。 224 ◯田中哲夫総合政策部長 ただいま上程されました議案第54号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第9号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  議案書の79ページをお開き願います。  第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ20億1,219万1,000円を追加し、補正後の総額を2,005億145万5,000円と定めるものでございます。  第2条及び第3条につきましては、それぞれ別表により御説明申し上げます。
     83ページをお開き願います。  債務負担行為の補正につきましては、第2表にございますとおり、パンチ委託など15件の補正を行い、補正後の限度額を167億6,801万9,000円と定めるものでございます。  84ページをお開き願います。  地方債の補正につきましては、第3表にございますとおり、枚方市駅周辺地区市街地再開発事業など13件の補正を行い、補正後の限度額を、85ページの最下段にございますとおり182億9,979万5,000円と定めるものでございます。  それでは、事項別明細書によりまして、主な補正内容について、御説明申し上げます。  88ページをお開き願います。  まず、歳入の補正でございます。  第11款地方交付税では、今年度の普通交付税の交付額の確定に伴い、11億6,399万円の増額補正を行うものでございます。  第14款使用料及び手数料では、留守家庭児童会室保育料の減額で、6,496万4,000円の減額補正を行っております。  第15款国庫支出金では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や社会資本整備総合交付金などで、17億1,050万8,000円の増額補正を行っております。  92ページをお開き願います。  第16款府支出金では、安心こども基金特別対策事業補助金の減額などで、1億7,148万円の減額補正を行っております。  第19款繰入金では、財政調整基金繰入金の減額などで、4億2,089万円の減額補正を行っております。  94ページをお開き願います。  第21款市債では、臨時財政対策債の減額などで、2億9,550万5,000円の減額補正を行っております。  96ページをお開き願います。  第22款繰越金では、令和元年度決算額の確定に伴いまして、1億5,253万円の増額補正を行っております。  続きまして、歳出の補正でございます。  98ページをお開き願います。  今回の補正では、人事異動等に伴う人件費の補正として、総額4,417万円を増額しております。各款でそれぞれ補正を行っておりますが、個別の説明は省略させていただきます。  初めに、第1款議会費では、議会会議システム経費や議場用防災関連経費などで、1,672万1,000円の増額補正を行っております。  100ページをお開き願います。  第2款総務費では、ポイント事業経費や情報管理における新型コロナウイルス感染症対策経費などで、7,231万6,000円の増額補正を行っております。  116ページをお開き願います。  第3款民生費では、障害・福祉分野における新型コロナウイルス感染症対策経費や後期高齢者医療事業経費などで、10億3,767万1,000円の増額補正を行っております。  138ページをお開き願います。  第4款衛生費では、保健所における感染症予防対策経費などで、3,188万6,000円の増額補正を行っております。  154ページをお開き願います。  第7款土木費では、枚方市駅周辺地区市街地再開発事業補助金などで、6億4,320万6,000円の増額補正を行っております。  166ページをお開き願います。  第9款教育費では、就学援助費などで7,124万7,000円の増額補正を行っております。  188ページをお開き願います。  第11款諸支出金では、財政調整基金積立金で8億2,800万円の増額補正を行っております。  なお、190ページから206ページに給与費明細書等の参考資料を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、議案第54号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 225 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。田中議員。 226 ◯田中優子議員 ただいま上程されました議案第54号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第9号)について、2点質問させていただきます。  まず1点目に、議案書111ページの(仮称)おくやみ手続き窓口運営事業経費について。  死亡届に伴う手続の一元化につきましては、我が会派の藤田議員が平成30年12月定例月議会において、大分県別府市のおくやみコーナーを紹介し、その必要性を訴えてきたところです。  今回、枚方市でも同様の窓口を開設され、御遺族の負担軽減に取り組まれるということですが、(仮称)おくやみ手続き窓口の概要をお聞きします。  次に、2点目に、令和3年度からの総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)の民間活力活用に係る費用として、委託料債務負担8,419万6,000円と引継ぎ保育委託料64万円が計上されています。  そこで、委託料算定の考え方並びに引継ぎ保育実施の考え方について、お伺いいたします。 227 ◯石田智則市民生活部長 (仮称)おくやみ手続き窓口運営事業経費について、お答えいたします。  死亡届に伴う手続は一般になじみがなく、また、多くの場合、複数の窓口を訪れる必要があることなどから、御遺族にとっては大きな御負担になっていると考えております。(仮称)おくやみ手続き窓口でございますが、別館2階に設置し、死亡届に伴う手続についてICTを活用するなど、できるだけワンストップでの受付を行うことで、御遺族の御負担の軽減を図るものでございます。また、郵送申請についても促進してまいりたいと考えております。 228 ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 続きまして、総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)の委託経費について、お答えいたします。  まず、委託料算定の考え方でございますが、これまでの管理運営に要したコストを参考に委託料を算定し、この金額を上限額として、この委託料を下回る提案を事業者に求めていくものです。  引継ぎ保育の実施の考え方につきましては、事業者と児童との関係づくりを主眼に置き、積極的に児童とコミュニケーションを図り、児童の性格、特徴等の把握に努めるため実施するものでございます。特に配慮を要する児童等、環境の変化や他者との関係づくりが苦手な児童につきましては、十分な時間をかけ、信頼関係を構築することなど、令和3年4月からの運営業務が円滑に実施可能となるよう引継ぎ保育を実施してまいります。 229 ◯田中優子議員 おくやみコーナーについてですが、ワンストップで受け付け、また、郵送申請についても対応されるということですが、窓口をうまく運営するためには、担当する部署や市民生活部だけでなく、手続を所管する全ての部署がこの窓口を支えるという気持ちが大切だと考えています。窓口の設置に向け、現在準備を進めておられると思いますが、関係部署との連携をどのように考えているのか、お伺いします。  続いて、放課後キッズクラブ事業は教育委員会の予算の中で優先順位が高い重要な事業であると、先日、指摘させていただきました。今回、先行導入として、平日の授業終了後の時間を除く放課後キッズクラブの導入ということですが、本来、平日の実施があるべきと考えます。2年後の本格実施についてはどのように展開するつもりなのか、市の見解をお伺いします。  また、民間活力を活用する2校2年分の委託料として8,419万6,000円が計上されていますが、この事業費には、平日の授業終了後の時間が含まれていません。そこで、仮に平日の授業終了後の時間のほか、土曜日と三季休業期を含む全放課後で放課後キッズクラブを実施した場合、委託料上限額が幾らになるのか、お伺いします。 230 ◯石田智則市民生活部長 (仮称)おくやみ手続き窓口運営事業経費について、お答えいたします。  死亡届に伴う手続は多岐にわたり、関係部署との連携は重要であると考えております。そのため、窓口開設後におきましても、必要に応じて関係課会議により課題抽出を行うなど、市民サービス向上に向けて努力してまいります。 231 ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)委託経費について、お答えいたします。  まず、本格実施の展開についてでございますが、コロナ禍を受け、土曜日や三季休業期での先行導入となりましたが、平日を含む本格導入の早期実現を目指し、取組を進めてまいります。  次に、委託料上限額につきましては、今回民間活力を活用する予定の2校で平日、土曜日、三季休業期で実施した場合、委託料として2年総額で約1億円を上限額として設定する必要があると試算しております。 232 ◯田中優子議員 最後に、意見です。  おくやみコーナーについては、御答弁いただきましたように関係部署との連携は重要です。これから1月の開設に向け準備していかれると思いますが、庁内協議・連携をしっかりと取っていただきますようお願いいたします。  この手続に来られる方の中には、高齢者の方や遠方から来られている方、悲しみと疲労の中、来庁されている方もいらっしゃいます。どうか、お一人お一人の不安や心配に寄り添い、混乱されることのないよう対応していただきますよう、よろしくお願いいたします。  放課後キッズクラブについては、今回の先行導入を全放課後で実施した場合は約1億円必要なところが、平日を除いたことで約1,600万円が削減されたことになります。枚方市として、この事業から削減することが最善だったのか、非常に疑問に感じます。  この総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)は、既存事業である留守家庭児童会室と新たな放課後子ども教室事業を核として、児童の豊かな放課後を創造しようとする事業です。コロナ禍を受け、財源面での課題があるにせよ、放課後ということであれば平日の授業終了後の時間を削っては、本来の事業趣旨に照らして意味がないものと考えます。児童の豊かな居場所の早期実現が求められており、今回実施する委託手法等も十分検証した上で、必ず2年後には平日を含む本格導入を行うよう強くお願いするとともに、本格導入の前には、平日の放課後キッズクラブの試行実施も行うようお願いしておきます。以上です。 233 ◯岩本優祐議員 議案第54号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第9号)のうち、議案書111ページの(仮称)おくやみ手続き窓口運営事業経費について、質問させていただきます。  先ほど田中議員からもございましたが、これまで私のところにも市民の方から手続が煩雑であったり、それぞれ手続ごとに窓口が異なることから、庁舎内をあちこちに移動しなければならないなど、様々な声をいただいてきたところです。そうした中で、おくやみ手続を一括して行うことができ、煩雑な手続をまとめることができることから、この取組に対して期待しているところです。  そこでまず、年間どれぐらいの利用を見込んでおられ、どういった体制で窓口を運営するのか、お伺いします。 234 ◯石田智則市民生活部長 令和元年度に亡くなられた市民は3,756人であったことなどから、窓口の利用者を年間最大3,700人と想定しております。  設置場所につきましては、別館2階の市民室総務担当内とし、来庁者数に応じて最大3窓口で対応する予定でございます。 235 ◯岩本優祐議員 体制については、一定理解いたしました。  亡くなられた方やその御家族にはいろいろな御事情があり、中には一家の家計を主として担っておられた方が亡くなられ、残された家族が困窮するということもあります。そういった方には死亡届に伴う手続を案内するだけでなく、各種の支援制度をしっかりと説明することも大切ではないかと思います。  今回新しく設置される窓口においても、各種の支援制度についても案内すべきだと考えていますが、市の見解をお伺いします。 236 ◯石田智則市民生活部長 (仮称)おくやみ手続き窓口は、死亡届に伴う手続を一括して行うこととし、市民室内に設置することといたしました。相談窓口や支援制度につきましても必要に応じて御案内してまいります。 237 ◯岩本優祐議員 おくやみ手続き窓口に相談に来られる方は、行政の手続に慣れている方ばかりではありません。新しく開設される窓口にも様々な御遺族の疑問や要望が寄せられると思いますが、おくやみ手続ではないから対応しないというのではなく、お役に立てることがないのか、常に情報を積極的に収集いただき、対象となる窓口を案内するなど、市役所の様々な窓口が横につながって、御遺族に寄り添った対応をしてほしいと思いますし、引き続き、利用者目線、市民目線に立った形でのサービスの改善や拡充を要望しておきます。 238 ◯野口光男議員 ただいま上程されました議案第54号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第9号)について、私のほうから2点質問させていただきます。  まず、議案書103ページ、企画費、ポイント事業経費の増額について、伺います。  ひらかたポイントカードのQRコードを用いたアプリ化のためのシステム改修費1,526万8,000円が計上されています。これは、現在のシステムがカードの作成やカード読み取り用端末のコスト負担が大きいので、カード普及や協力店舗の数を拡大することのマイナス要因になっていることから、アプリ化のシステム変更をするということです。  まず、そもそもこの事業の目的はどのようなものだったのか、伺います。  次に、現在利用されているカードの枚数、その年齢別の利用状況について、伺います。  昨年9月の私の代表質問での質問に市長は、周知、啓発に力を入れる、カードの発行場所の増設など利便性の向上に努めていくというものでしたが、現状は全く改善されていない状況です。このひらかたポイントに平成30年度から令和3年度末までに費やす経費は約3億円程度になるとのことです。  どのように費用対効果を出していくのか、どのように利便性を向上させるのか、見解を伺います。  次に、議案書133ページの総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)について。  令和3年4月からの放課後キッズクラブ運営委託に向けた引継ぎ保育に要する経費64万円と、債務負担行為補正額として総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)委託として、令和2年度から令和4年度までの期間、限度額8,419万6,000円が計上されています。  今回、委託事業として実施する2校については、放課後子ども教室モデル事業の実施校と同じです。先行的に実施して、今後生かしていくということならば、異なる小学校で実施すべきではないのか、伺います。  また、モデル事業の感想として、運営スタッフの対応に不満がある、また運営スタッフが少ないので安全面に不安がある、他の施設、図書館、特別教室なども自由に開放してほしいなどの意見が出されているが、どのように改善して実施していくのか。あわせて、放課後子ども教室のために専任職員を何人置くのか、お伺いします。 239 ◯山崎 宏健康福祉部長 ポイント事業経費について、順次お答えいたします。  まず、ひらかたポイント事業の目的につきましては、市の実施事業への市民の参画意欲の向上や市民のまちづくりへの関心を高めることにより、市への愛着を深めるとともに、協力店舗からもポイントを付与できるシステムとすることでポイント制度に広がりを持たせ、地域経済の活性化にもつなげるものとし、平成30年4月にシステム構築・運営を行う事業者の公募、選定に着手したものでございます。  次に、カードの枚数、年齢別の利用状況につきましては、6月末時点におきまして、年齢が分かる個人登録をされているカードの保有者は約1万2,000枚、年齢別の構成は39歳以下が約13%、40歳から59歳が約25%、60歳以上が約62%でございます。  次に、事業効果を出し利便性を向上させるための取組でございますが、今後ポイントを活用した新たな事業の検討、市による積極的なポイント付与、協力店舗の拡大などに取り組み、ひらかたポイント制度が効果的に機能することを目指してまいります。  また、利便性の向上につきましては、ひらかたポイント事業におけるシステムのアプリ化改修により、制度の利便性や魅力を高め、市民の間における定着化を図りたいと考えております。 240 ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 続きまして、総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)の委託経費について、お答えいたします。  学校規模や児童数等に応じた検証を実施していく必要があると考え、この間取り組んでまいりました放課後子ども教室モデル事業実施校を基本に、委託事業として実施する2校を決定したものでございます。  次に、改善につきましては、放課後子ども教室モデル事業での保護者の御意見等も踏まえつつ、事業実施方針、業務内容等につきましては、現在作成中の仕様書で具体的に定めていく予定としております。  なお、導入後は、定期的に事業者との意見交換を行うほか、モニタリングなどにより運用状況等の検証を行ってまいります。  事業者による職員配置の具体的な内容につきましては、仕様書等で定めてまいります。 241 ◯野口光男議員 御答弁ありがとうございました。  まず、ひらかたポイントカードについてですけれども、事業の目的を改めて聞くと、まずは市役所のためですと、このように聞こえてきます。市民が魅力を感じるものにすべきではないでしょうか。ひらかたポイントカードで、例えば、健康増進、防災力の向上、まちの活性化などを明確にする、そのための事業を実施すべきと、この間も何度も提案してまいりました。  利用者が39歳以下は1,560人、40歳から59歳が3,000人、60歳以上は7,440人です。特に若い方が少ないし、議会で幾ら私どもが提案しても対象事業の広がりもありません。そして、今度はQRコード、スマホを行政が活用するならば、まず安全に使えるようにスマホ教室などを直ちに開催すべきですが、いまだにこれも実施されていません。  また、高齢者バスカード事業に代わる事業なのですから、高齢者の外出支援につながるように、公共交通運賃に利用できる付加価値をつけるべきです。しかし、京阪バスポイント交換は1年半でたったの約15万円です。アプリ化に合わせて電車に乗れるように交通系ICカードへのポイント転換を可能にし、高齢者の外出支援をするべきだと思いますが、見解を伺います。  放課後キッズクラブについてですが、放課後子ども教室モデル事業と同じ学校でやることの説得力は答弁を聞いていても全くありません。それも、モデル事業の反省に対して具体的にどのように改善するかも示さないのは全く不誠実です。問題点の解決には必要な人員配置が必要なのに、その専任職員数も答えられていません。全く不十分な準備で、到底引継ぎがしっかりできるとは思えません。  実質2年間委託するということですが、人材の確保が直営も含めてできるのか、お伺いします。 242 ◯山崎 宏健康福祉部長 ひらかたポイント事業につきましては、ポイント付与による経済的なメリットを市民の皆さんに提供する仕組みを活用し、あらゆる世代の市民の皆様の健康や生きがいの増進につなげる取組を進めるとともに、今後、対象世代や対象事業領域の拡大にも取り組み、事業効果の向上を図ってまいります。  次に、交通系ICカードへのポイント交換を行うことにつきましては、ポイント転換のためのシステム構築費用などに大きな課題があると考えております。 243 ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 続きまして、総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)の委託経費について、お答えいたします。
     民間活力を活用します山田小学校とさだ小学校では、児童会室運営に求められる有資格者の配置など、仕様書等で適切な人員配置を事業者に求めてまいります。  市直営で実施予定の川越小学校と津田小学校では、児童会室の職員を中心に、会計年度任用職員も活用しながら、児童の安全確保ができる体制構築に努めてまいります。 244 ◯野口光男議員 3回目は、意見を述べさせていただきます。  まず、ひらかたポイントカードについてですが、先日、高齢者の集まりに呼ばれ、市政報告をさせていただきました。その際に、ひらかたポイントカードを御存じですかと質問したところ、誰も挙手されませんでした。あまりにも市民に知られていません。支持をされていない事業というのが実態です。  まず、高齢者の外出支援をするために電車にも乗れるようにするべきです。システム上それが困難というのであれば、寝屋川市のように交通系ICカードへのチャージを補助することで高齢者の外出を支援すべきであり、それができないようなシステム改修はすべきではないと意見を申し上げておきます。  次に、放課後キッズクラブモデル事業の事業引継ぎ経費についてですが、この間の留守家庭児童会室運営における最大の課題は人材の確保です。今の答弁では、全く展望がありません。このような状況で事業の引継ぎは認めることができないと意見を申し上げて、質問を終わります。 245 ◯八尾善之議員 私のほうからも、ただいま上程されました議案第54号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第9号)について、2点お伺いしたいと思います。  まず、議案書103ページの総務費の中のポイント事業経費1,526万8,000円について、お伺いいたします。  この内容について御説明を伺いますと、ひらかたポイント制度のシステムについて、ICカードを用いるものからQRコードを用いる、いわゆるアプリ型と呼ばれるシステムに改修するため、今年度委託経費を増額するとのことでありました。  ひらかたポイント事業は、平成30年4月から進めてこられ、平成31年1月より事業が開始されました。それ以降、令和2年3月末までの1年3か月の稼働実績の概要が、先日の市民福祉委員協議会で報告されました。鳴り物入りの施策として実施されていますが、カードの発行枚数が目標の20万枚に対しまして約5万2,400枚、さらに、そのうち実際にポイント利用されている、いわゆる稼働しているカードが約1万400枚しかないのです。これは、目標の10%に満たないどころか、5%ちょっとの数字です。  それにポイント付与に関してもお聞きすると、495万ポイントがこれまでに付与されたと。これも非常に低く、発行カード1枚当たりにすると平均が100ポイント未満です。実際に稼働しているカード1枚当たりにしても、平均500ポイント未満と、はっきり申し上げて、事業効果を上げることができているとは到底思えない状況であります。  そのような中で、令和3年度末までの契約金、総額は変えないとされているものの、令和3年度分の経費を前倒しする形でさらにこの事業に税金を投入することよりも、契約解除にコストが必要かもしれませんけれども、事業を今すぐ廃止して、税金の無駄遣いを食い止めることが必要ではないかと考えます。  そこで今、このひらかたポイントに関する委託契約を解除するためにはどの程度の違約金になるのか、また、そうした選択肢の検討が行われたのか、お伺いしたいと思います。  次に、土木費のうちの議案書159ページの枚方市駅周辺再整備ビジョン推進事業経費6億7,180万円について、お伺いいたします。  まず、この内容はどのようなものなのか、また、なぜこのタイミングで予算計上されているのか、お伺いいたします。 246 ◯山崎 宏健康福祉部長 ひらかたポイント事業について、お答えいたします。  委託契約におきまして発注者である市の都合により契約を解除する際には、受注者に不利益を与えないことが条件になります。その費用の性格は損害賠償であり、額につきましては既に支出されている費用や今後受注者が得たであろう利益を踏まえ、双方が協議して定めることになりますので、今現在明確にお示しすることはできませんが、ひらかたポイント事業につきましては、これまでの課題を踏まえた様々な選択肢を検討した結果、事業運営に係る契約を損害賠償金を支出して途中解約するのではなく、既に御可決いただいている事業費総額の中で、あらゆる世代の健康増進や各種施策の推進に寄与する、効果的でかつ市民の皆さんにとって魅力的な事業となるよう、改善のための改修に取り組むものでございます。 247 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 枚方市駅周辺再整備ビジョン推進事業経費について、お答えいたします。  予算額の内容につきましては、3)街区における既存建物の除却や補償費など、枚方市駅周辺地区市街地再開発事業に係る補助金として計上したものであり、令和2年度の国費要望に伴い、再開発組合及び国との協議、調整に時間を要し、市の当初予算のスケジュールと合わなかったため、今回補正として計上するものでございます。 248 ◯八尾善之議員 それぞれの答弁をいただきまして、まず、ひらかたポイント事業について。  これは、当初設定した事業効果が全く達成できていない事業です。たとえ契約年度内であっても、速やかに評価、判断を下して、廃止を含めた抜本的な方向転換をすべきであると私は考えます。  しかし、質問いたしました契約解除に関する違約金に対して、具体的な金額をお示しいただくことができないということは、そうした選択肢を真剣に検討していただけなかったという表れだと思います。これでは今までと全く変わらず、一度決めたら無駄であろうが何であろうが最後まで行ってしまえということで、改革だとか言われている市長の姿勢とは違う気がしてなりません。  河内長野市では、キャッシュレス決済事業者のPayPayと組んで、独自のポイント還元キャンペーンを実施されています。この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大で影響を受ける市内事業者を応援するための事業で、河内長野市内のPayPay加盟店のうち、河内長野市とPayPay株式会社が指定した中規模・小規模加盟店で支払いをすると、決済金額の最大20%、1回の上限が5,000円相当、キャンペーン期間内の上限が1万円相当のPayPayボーナスが付与されるということです。  民間事業者と連携すれば、同じポイント事業を実施するにしても、このような効果的で市民にとってもうれしい、そして運営コストもかからない事業展開が可能になるわけです。  スピード感を持って改革を進めることをキャッチフレーズにされている維新の市長として、このような先進的に行っているものに大胆に変更して、一向に成果の上がらない独自のひらかたポイント制度から脱却し、民間事業者と連携しての事業継続を実施することが真の改革だと考えますが、これについて市長の考えをお伺いしたいと思います。  次に、枚方市駅周辺再整備ビジョン推進事業経費についてであります。  これまで枚方市では、3)街区については先行して進めるとし、また、今年1月に枚方市駅周辺地域が都市再生緊急整備地域に指定されるなど、市駅周辺再整備の実施についてはスピード感を重視していると繰り返し説明されているわけですから、市の当初予算のスケジュールと合わなかったとしても、このコロナ禍において、4月、5月、6月、8月と議会が開会していたわけですから、やる気さえあれば、もっと早い段階で上程できたのではないかと考えます。こういったことが枚方市駅周辺再整備の基本計画であったり、新庁舎建設への基本構想の策定への遅れになっているのではないかと思っています。  一方で、現在、組合では事業推進に向けて全力で取り組まれています。そうした中で、先ほどの御答弁で組合とも調整してきたということですが、確認の意味を込めましてお伺いいたします。  組合のスケジュールに対して、本来当初予算で確保しなければならないものを今回のように補正予算で確保するということは支障を来すことにつながらないのか、併せて、組合においては市からの補助金がいつ支払われるのか、事業の遂行上、大変大きな事項であると考えます。まして、本事業は国からの都市再生緊急整備地域に指定いただいているわけですから、ふだんの市街地再開発事業とは予算化など一線を画する対応が必要だと考えますが、なかなかそのような対応をしているとは思えません。市はどのようなスタンスで臨まれているのか、お伺いいたします。 249 ◯伏見 隆市長 ひらかたポイント事業については、現時点において当初想定した目標を達成できていませんので、今回、現状と課題をしっかりと分析し、定められた予算内で事業に用いるシステムの見直しを含め、様々な観点での改善を進めることとします。  当初設定した事業期間以降の展開については、改めて事業検証を行い、本市のポイント事業の在り方を検討していく考えです。 250 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 今回の対応につきましては、再開発組合と調整の上で行っており、事業スケジュールに対する影響はないものと考えております。今後につきましても、円滑に事業が進むよう、国及び大阪府、再開発組合と協議、調整を行いながら、適正な予算執行に努めてまいります。 251 ◯八尾善之議員 3回目です。  まず、ひらかたポイント事業について。  ただいまの市長答弁は、ひらかたポイント事業は当初設定した事業期間内にあって委託契約期間もまだ残っているから、事業の抜本的な見直しや転換をしないで改善の努力を続けるということだったと思います。  しかし、ポイント事業のシステムをアプリ型に改修し、いろいろなポイント付与のための工夫を今から始めても、残り1年の令和3年度内に具体的な成果を出すことは極めて困難だと考えます。  当初、議会において議決された予算内で努力されるということですが、最初に掲げられた目標と大きく乖離していることは許しがたい事実であります。これ以上のことはもう今回は申し上げませんが、市の事業については常に効果検証を行い、どう考えても成果が上がらず無駄遣いになっているような場合は、速やかな判断と方向転換が必要であります。契約解除に伴う負担が必要だとしても、残りの契約期間内の支払い予定額を超えるものではないと思います。  言っては何ですが、このコロナ禍において、感染予防や経済回復にこの先どれだけの財源が必要となるか分からない状況で、この延命措置は単に1年以上、無駄に税金の垂れ流しをするだけだと私は思います。だから、このひらかたポイント事業に固執して無駄な努力をするのではなく、本当に市民のために、もっと有意義な事業が実施できるよう考えていただきたいと、これは強く意見をしておきます。  次に、枚方市駅周辺再整備ビジョン推進事業経費については一定理解いたしましたが、市駅周辺再整備は、ほかにも1)・2)・4)・5)街区とあるわけです。それら全てが都市再生緊急整備地域であります。3)街区では、再開発組合が先行して事業を遂行されていますが、市としての整備事業である外周道路などについては、一向に議会への進捗などの報告がない状況であります。市がするべきことすらスピード感を持って進めていない現状では、都市再生緊急整備地域に指定されている事業とは到底思えないと、まず申し上げておきます。  また、本事業に対する市の取組については、さきの総務委員協議会でさらなる支援として、国と合わせて総額約18億円を追加するなどの支援策の考えが示されました。しかし、その内容として補助金を増額していくと言っている一方で、同じ3)街区で検討している市駅前行政サービスの再編に伴い購入していく保留床の面積を減らし、財源に充てて帳尻を合わせるといった真逆の考え方を示されました。これでは市民サービスの低下にならないかと非常に危惧いたします。  再開発組合においては、コロナ禍に伴う社会経済状況の影響が大きく、事業を進めていくことが厳しい状況のため、市への支援を求めているわけですから、市は補助金を当初予定額より増額するとともに、完成後も継続して事業が行えるような支援が非常に重要だと考えます。とりわけホテル事業などはまさしく苦境に立たされているわけで、せっかく誘致しても稼働率が悪ければ即撤退ということにもなりかねません。このことについては、改めて一般質問で述べさせていただきたいと思います。  いずれにせよ、これだけ大きな事業を進めていくわけですから、国などと円滑に協議を行い、当初予算でしっかりと必要な補助金を確保するなど、市は組合と一体となってこの事業を進めていただき、まちの活性化の目玉となる3)街区の整備は何が何でも予定どおり進むようにしっかりと支援しつつも、市として残りの1)・2)・4)・5)街区についても早期の整備を実現するため、このコロナ禍の現状を踏まえ、市民も納得できる内容での基本計画を一日でも早く策定されることを強く申し入れ、私の発言を終了します。 252 ◯番匠映仁議員 引き続き、議案第54号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第9号)について、お伺いいたします。  議案書103ページ、森林環境保全事業経費についてですが、委託料100万円が計上されております。これは、森林環境譲与税を活用して実施される事業とお伺いしておりますが、本事業の内容について、お伺いいたします。 253 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 まず、森林環境譲与税についてですが、本市における森林環境譲与税の使途としては、森林整備事業と木材利用、普及、啓発という大きく2つの使途があると考えております。  平成30年の台風21号の被害も記憶に新しいところでございますが、本市においては東部地域の森林環境整備を喫緊の課題と認識しており、まずは市民の安全や森林環境の保全を確保するため、森林整備事業を優先的に推進することといたしました。そして、効果的に森林整備を進めるためには整備の優先順位の決定が必要なことから、今回計上している本事業委託において調査、検討を行い、本市の森林整備方針を策定することで、優先的に整備が必要な地域を明確にしてまいりたいと考えております。 254 ◯番匠映仁議員 委託の内容について、また、森林環境整備が喫緊の課題だと認識されていることについても理解しました。  それでは、森林整備を効率的に進めるために優先順位を明確にするとのことですが、どのような森林環境の場合に優先度が高くなるのか、具体的な考えをお聞かせください。 255 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 森林整備の優先順位についてですが、基本的には市民の人命、財産を守るために整備が必要な地域が優先されます。具体的には、山の傾斜などの地形条件や過去の災害履歴、竹林の拡大予測等の情報のほか、市民による保全活動地域など総合的に勘案して、整備の優先順位が高い地域を位置づけしてまいりたいと考えております。 256 ◯番匠映仁議員 最後、要望とさせていただきます。  現在、森林環境基金については1,536万7,000円ありますが、今後も森林環境譲与税が国からの安定財源として交付されていくとされています。特に東部地域では、市民の生活圏でもイノシシが普通に姿を見せることも多くなっています。鳥獣を含めて、これらは市民生活に大きく関わる課題だと考えます。そのためにも森林整備は待ったなしの状況だということは既に認識されている割には、今のスピード感は残念であります。  また、森林環境譲与税の使い方については、先日傍聴しました環境審議会でも、市民活動を含めたソフト事業をどう展開するのか、生きる使い方を検討しているのかなど、複数の委員からも言及がありました。  新しい税でもあり、市民一人一人も年間1,000円の納税者となることもあり、注目されているところであります。地域住民の安全や生活を守るためにスピードを上げて取り組んでいただくとともに、市民一人一人にも納得感があるよう、ソフト面を含めた視点も忘れず推進いただきたいと要望させていただきます。以上です。 257 ◯丹生真人議員 上程されました一般会計補正予算(第9号)のうち、議案書143ページの市民の健康を支える地域拠点運営経費について、質疑を行います。  この経費は、現在、北部支所内に設置されているすこやか健康相談室北部リーフの拡充に伴う補正予算の計上であり、拡充に伴って名称も健康福祉相談センター北部リーフに変更されると伺っております。  そこで改めて、今回、北部リーフの機能がどのように拡充されるのか、その概要について、お尋ねいたします。 258 ◯山崎 宏健康福祉部長 北部リーフにつきましては、平成29年12月より北部地域におきまして、妊娠、出産から、さらには成人・高齢期まで、生涯を通じて市民の健康を支える地域支援の拠点として開設してまいりましたが、このたび福祉に関する相談を付加することで、健康、福祉、子育て、介護、障害、生活困窮などの複合する課題に対応できる窓口に拡充するものでございます。  また、今回の拡充に伴いまして、現在の保健師6名に加え、社会福祉主事等の職員2名を北部リーフに配置するものでございます。 259 ◯丹生真人議員 行政の縦割りを超えて複合する課題に幅広く対応する窓口、いわゆる断らない相談窓口については、我が会派としてもその必要性を訴えてきたものであり、本市では、今年度の機構改革によって市役所本庁に健康福祉総合相談担当を設置され、複合的な課題に幅広く対応されておられます。今回の拡充によって、それと同様の機能が北部リーフに付加されることになると理解しております。  今回、職員2名を新たに配置されますが、この配置によってどのような相談ができ、どういった対応ができるようになるのか、また、現在の北部リーフが持っている子育て世代包括支援センターの機能を継続した上での今回の拡充ということでいいのか、見解をお聞かせください。 260 ◯山崎 宏健康福祉部長 今回の拡充につきましては、これまで実施しておりました子育て世代包括支援センター機能を継続しつつ、福祉に関する機能を付加するものでございます。  福祉の相談、対応につきましては、本庁の健康福祉総合相談担当と同様に、多種多様な悩みを抱えた方の初期相談に対し福祉に関する制度やサービスを紹介するなど、専門の部署と連携を図り、複合的な課題に寄り添った支援を行うものであります。  2名の職員を配置することで、より地域に密着した継続支援が可能となり、地域の実情を把握するとともに、実情に応じた支援及び自宅訪問等による迅速なアウトリーチが可能になるものと考えております。また、市民の方が何度も足を運んでいただくことがないよう、専門の部署と連携を図り、円滑かつ適切に対応を行ってまいります。 261 ◯丹生真人議員 3回目は要望です。  市役所本庁から遠い北部エリアにおいて、身近な北部支所内にある北部リーフの相談窓口の機能が拡充することについては、これは市民サービスの向上に直結するものであって、一定評価するところです。ただ、本庁舎における健康福祉総合相談では、例えば生活保護の申請など、各種申請まで可能ですが、北部リーフでは基本的に相談業務が中心であり、申請までの対応はされていないようです。  今後、市民のニーズを精査した上で、一定必要なものについては相談から申請までワンストップでの対応が可能となるよう取り組んでいただき、北部リーフを含む北部支所全体として、地域住民に身近な市役所としての機能をさらに拡充していただけるよう、これは要望とさせていただいて、質疑を終わります。 262 ◯広瀬ひとみ議員 続きまして、私のほうからは、小学校管理費の教材教具費について、お伺いいたします。  この予算の中で視線入力装置を購入されるということでありますが、現時点で何台購入の予定なのか。また、次年度以降、この装置を必要とする児童、生徒がおられる場合、どのように対応していくのか、お伺いいたします。 263 ◯狩野雅彦教育委員会事務局学校教育部長 来年度を見据えまして、必要とする児童・生徒分、5台を購入する予定でございます。  今後、視線入力装置の効果等について検証を行い、必要とする児童、生徒の状況に応じて、整備に努めてまいります。 264 ◯広瀬ひとみ議員 取りあえず、今必要とされる方の分を確保していただくということだと思いますが、使用される方の視線に合った使い勝手のいいものを適宜確保していただきたいと思います。タブレットなどの学習ツールを最も必要とする児童、生徒に対して、ディスレクシアのお子さんなどもそうなのですけれども、本当に待たれているという状況でありますので、早期に配付できるようにお願いしたいと思います。  今、先生のところでタブレットが配布されている状況だと伺っておりますが、児童、生徒を指導、支援するのに必要なアプリを自由にインストールすることができず、先生用のタブレットのギガ数も3ギガしかなくて、これでは十分な活用ができないとのお話もお聞きいたしました。使い慣れたエクセルやワードもライセンス契約が必要で使えないとか、なかなか不自由な思いをされているようです。利用したい先生からも使えないと言われるようでは困ります。充実、改善を図っていただきますように要望いたしまして、質問を終わります。 265 ◯上野尚子議員 上程されました議案第54号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第9号)について、議案書105ページ、15.情報管理費、新型コロナウイルス感染症対策経費3,975万円について、お聞きいたします。  この費用については、緊急時対応や、会派でも申し上げておりましたが、新たな生活様式に対応するためのテレワークを想定した環境整備に係る費用であると伺っております。実際にどのようなものを考えておられるのか、まずお聞きいたします。  また、テレワークに当たっては、遠隔地において職場と同様に共有ファイルなどの情報が閲覧できることから、業務の内容から考えると十分なセキュリティー対策が重要であると考えますが、どのような対策を施されるのか、併せてお聞きいたします。 266 ◯田中哲夫総合政策部長 情報管理費における新型コロナウイルス感染症対策経費につきましては、コロナ禍での対応のみならず、働き方改革の一環として、職員の在宅勤務など、遠隔地での業務の実施を見据えた環境整備を行うものでございます。環境整備の手法といたしましては、セキュリティー措置が施された下での回線を利用し、遠隔地におきましても安全に職場と同様に業務が行えるモバイルワーク用端末を購入するほか、緊急時に多くの職員が在宅勤務を実施することを想定し、自宅の端末機等から職場の端末機をリモートでアクセスできる、いわゆるBYOD環境で利用するためのライセンスを購入いたします。  また、今回の端末等の利用に当たりましては、住民情報などの個人情報を扱う業務以外の内部事務を対象とし、総務省から示されたセキュリティー対策を施した上で活用を図ってまいります。 267 ◯上野尚子議員 本市の職員におきましては、4月20日から5月31日までの間、保健所等を除き、在宅勤務による交代制勤務を実施されました。このときは緊急事態宣言下における新型コロナウイルス感染防止が主眼であり、言わば職員間の接触を避けるという緊急措置的な対応でした。  今後、新たな生活様式を考えると、緊急事態宣言などが発出された場合だけでなく、平常時の運用においても、さきの交代制勤務実施時に得た教訓を生かした対応が求められると思いますが、どのような考え方の下、調達する機器等を活用していくおつもりなのか、お聞きいたします。 268 ◯藤原卓也総務部長 今回の機器等につきましては、コロナ禍で実施した交代制勤務の際に得ました教訓も踏まえまして、緊急事態宣言が発出された場合の備えといたしまして調達するものではございますが、平常時におきましても、これらの機器等は市に常備する形となりますことから、今後において、これらを活用すべきとの考えの下、課題整理、検証を行いつつ、新たな生活様式を踏まえました在宅勤務等のテレワークに資するよう、有効活用を図ってまいりたいと考えております。 269 ◯上野尚子議員 今回の機器等の調達により、コロナ禍に伴い国から示された新たな生活様式を踏まえつつ、緊急時対応に向けた備えとして、また、平常時においても有効活用を図っていくとの御答弁をいただきました。  今後、在宅等のテレワークについてどのような業務に利活用することがより効果的であるのか、課題整理、検証を行いながら推進していただくとともに、子育てや介護といった様々な事情を抱えておられる職員にとって働きやすい環境を整備するといった観点からも、活用できるよう進めていただきたいと意見しておきます。以上です。 270 ◯堤 幸子議員 私のほうからも続いて補正予算ですが、183ページにある分室(10カ所)管理運営経費の閉室3分室引越委託料について、伺います。  初めに、これがどのような内容なのか。また、これまで使っていた書架などの備品や図書はどうするのか、お伺いいたします。  次に、3分室の閉室に当たっては、見直し計画で閉室後の代替サービスとして「令和3年4月より、各分室周辺へ自動車文庫(ひなぎく号)又は、リフト付き1BOX(カワセミ号)にて2週間ごとの巡回を実施。」となっていますが、分室がなくなるそれぞれの地域の方への対応を伺います。 271 ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 図書館の分室(10カ所)管理運営経費の閉室3分室引越委託料の内容につきましては、令和3年2月に東香里分室、茄子作分室、釈尊寺分室を閉室することに伴い、書架等の備品類や図書などを搬出する費用でございます。また、書架などの備品や図書については、他の図書館や分室で活用する予定でございます。  3分室閉室後の代替サービスにつきましては、自動車文庫(ひなぎく号)またはリフト付き1BOX(カワセミ号)にて巡回を実施し、読書環境の確保に取り組む予定でございます。 272 ◯堤 幸子議員 分室が閉室されると、これまでリクエストをして受け取っていた場所もなくなります。今の御答弁では、巡回の回数には触れられませんでしたが、自動車文庫の巡回を複数回にするなど、十分なサービスを受けられるようにするべきです。  3分室の中で東香里分室については、これまで地元の方から存続を願う声が多く、昨年度に存続を願う請願も出されました。この分室については自治会館の2階にあり、閉室に当たっては居場所としての利用など、地元の方との協議を進めていくということでしたが、現在の状況をお伺いいたします。  また、請願の反対討論の中にもありましたけれども、閉室後の東香里分室を地域の居場所として活用したいという要望があれば、こうした要望を市立図書館として確実に支援していくようにと添えられております。どのような支援を考えているのかも併せてお伺いいたします。 273 ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 本のある居場所づくりにつきましては、地元自治会との協議を踏まえ、現在は運営方法等について地元自治会内で検討されているところでございます。本市といたしましては、その内容に応じて対応していく考えでございます。 274 ◯堤 幸子議員 今後の活用については、地元の自治会任せで、決まったら対応しますという態度でいいのでしょうか。せめて、できる限りの支援はしていくと御答弁していただきたかったと思います。  私どもは、分室の閉室には反対してきました。市として、こういう支援ができるという提案ができないのでしょうか。例えば、必要なくなった書架を貸し出す、市立図書館からおはなし会などへ図書館司書を派遣するなど、分室をなくしたくないという市民の願いに応えられなかったのですから、来年の2月の閉室まで、引っ越し費用のことだけ先に検討するのではなく、本に親しむ環境づくりを提案して、支援して、一緒に進めるという姿勢で対応するべきと申し上げ、質問を終わります。 275 ◯有山正信議員 それでは、私のほうからは今回の一般会計補正予算(第9号)について、改めて財政的な見地で、確認の意味で何点かお聞きいたします。  今回の補正予算では、歳入で普通交付税と臨時財政対策債の補正が上がっております。今回の補正額はどのような根拠に基づき補正しているのか、その補正の考え方などについて、まず確認いたします。 276 ◯田中哲夫総合政策部長 今回の一般会計補正予算では、普通交付税及び臨時財政対策債につきまして、本年7月に国から示されました交付決定額などに基づき補正を行うもので、普通交付税につきましては、令和2年度の交付決定額121億6,399万円と当初予算に計上しております110億円との差額となる11億6,399万円の増額補正を行っております。  また、臨時財政対策債につきましては、令和2年度発行可能額54億7,929万5,000円と、当初予算に計上しております61億円との差額となる6億2,070万5,000円を減額補正するものでございます。 277 ◯有山正信議員 今の御答弁の臨時財政対策債について、当初予算額61億円との差額となる6億2,070万5,000円の減額補正、これが市にとっていいのか悪いのかというところの議論もあろうかと思いますけれども、普通交付税と臨時財政対策債について、今、部長からありました国の決定額との差異でそれぞれ補正するもの、こういう観点では一定理解いたします。  それでは、次に、今回の補正予算では、新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金の増額補正が上がっております。コロナ対策については、本市ではこれまで財政調整基金の取崩しで対応してきているかと思います。この交付金と財政調整基金繰入金との関係性がどのようになっているのかをお聞きいたします。 278 ◯田中哲夫総合政策部長 新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、国から各自治体に地方創生臨時交付金が配分されており、今回の一般会計補正予算では、同交付金の第1次交付限度額に係る本市の実施計画が承認されたことに伴い、10億1,356万4,000円の増額補正を行っております。これに対しまして、これまでコロナ関連経費の財源として見込んでおります財政調整基金につきましては、交付金相当額について繰入れを抑制することができます。
     なお、今回の補正予算では、コロナ関連経費以外に要する財源として別途5億5,076万2,000円が必要となることから、財政調整基金繰入金につきましては4億6,280万2,000円の減額補正を行っております。 279 ◯有山正信議員 それでは、意見だけさせていただきます。  普通交付税及び臨時財政対策債の今回の在り方といいますか、補正についての確認をさせていただきました。  今後は、経済の落ち込みにより、国全体でも税収が下がることも十分考えられます。本市も同様であります。仮にそういう状況になれば、本市においても年間増やしていっている臨時財政対策債、これも借金であり、この配分がより増加していくことも考えられます。そこにつきましては、財政的な見地で言うと非常に危惧するものであります。将来負担に留意した財政運営に取り組んでいただきたい、このことをまず意見として申し上げておきます。  また、地方創生臨時交付金の第一次交付限度額となる約10億円と財政調整基金繰入金の補正との関係性は先ほどの説明で理解いたしましたけれども、その交付金については、第二次交付限度額として約27億円が示されていたかと思います。新型コロナウイルス感染症に対して、今後も引き続き、地方創生臨時交付金を有効に活用し、次年度以降訪れてくる財政的見地をしっかりと加味しながら、今後の財政運営も講じていただきたい、このことを要望いたしまして意見とさせていただきます。 280 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 281 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第54号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 282 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 283 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。堤議員。 284 ◯堤 幸子議員 議案第54号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第9号)について、日本共産党議員団を代表し、討論を行います。  今回の補正予算には、新型コロナウイルス感染症対策の第7弾として、障害福祉サービスの事業者への支援や介護施設への感染拡大防止のための対策事業など、必要な経費も含まれますが、以下のとおり問題点を指摘させていただきます。  初めに、ひらかたポイントカードのアプリ化のためのシステム改修費についてです。  地域経済の活性化や市民の健康、生きがいの増進につなげる取組とされていますが、広がらない、たまらない、使えないのままではどうしようもありません。こうした中で、QRコードを利用したら広がっていくのかは全く不透明です。高齢者の健康増進につなげていくという目的から考えても、システム改修をしても高齢者が苦手なQRコードでは利用が増えるとは思えません。3億円を投入した事業ですが、ポイント事業そのものがやはり失敗だったのではないでしょうか。これ以上税金の投入はすべきではありません。  次に、総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)経費についてです。  これは、保育の引継ぎに係る経費が計上されていますが、来年度から実施予定の事業についての債務負担も計上されています。留守家庭児童会室を民間委託するために保育の引継ぎが必要になるわけですが、留守家庭児童会室の民間委託は行うべきではありません。まして、保護者に説明会すら開かず、予算を組むことは認められません。  債務負担行為で計上されている来年度の事業は、土曜日と三季休業期において、2校を民間委託で、2校を直営で総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)を行うというものです。児童会室職員の確保が難しい中、協議会の説明では民間委託の業者が決まらない場合は直営で行うとされ、4校とも直営となった場合、職員の確保がさらに困難になり、子どもたちが安心して放課後を過ごせるのか疑問です。  さらに、新型コロナウイルスの感染拡大が今後どうなるのか予想できない中で実施すべきではありません。  次に、分室についてです。  これまで市民の方から請願も出され、3つの分室について過去に行われた市民アンケートでも存続を望む声が多くありました。こうした状況を考えると、分室を閉室することになる地域の方たちへの支援が大切です。自動車文庫を複数回巡回させることや居場所への支援など、積極的に提案していくことが必要です。  これまでも市民サービスを低下させる分室の閉室には反対してきました。今回の御答弁では、中央図書館の分室閉室後の地域への対応について何の誠意も感じられず、到底納得できません。  以上の点から、本議案には反対と申し上げ、討論といたします。以上です。 285 ◯野村生代議長 これをもって討論を終結します。 286 ◯野村生代議長 これから議案第54号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 287 ◯野村生代議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 288 ◯野村生代議長 午後3時50分まで本会議を休憩します。     (午後3時37分 休憩)     (午後3時50分 再開) 289 ◯野村生代議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 290 ◯野村生代議長 日程第37、議案第55号「令和2年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第38、議案第56号「令和2年度大阪府枚方市財産区特別会計補正予算(第2号)」、日程第39、議案第57号「令和2年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第40、議案第58号「令和2年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」、日程第41、議案第59号「令和2年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第3号)」、日程第42、議案第60号「令和2年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第4号)」、日程第43、議案第61号「令和2年度大阪府枚方市病院事業会計補正予算(第6号)」及び日程第44、議案第62号「令和2年度大阪府枚方市下水道事業会計補正予算(第4号)」を一括議題とします。 291 ◯野村生代議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。  まず、議案第55号及び議案第58号について、石田市民生活部長。 292 ◯石田智則市民生活部長 ただいま一括上程いただきました議案のうち、議案第55号 令和2年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書の208ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算それぞれに1億5,802万円を追加し、補正後の総額を427億3,322万1,000円と定めるものでございます。  次に、第2条債務負担行為につきましては、211ページの第2表を御覧ください。  内容といたしましては、納付通知書封入封緘等業務委託につきまして、今年度中に契約を締結する必要があるため、期間を令和2年度から令和5年度まで、限度額を9,108万円に設定するものでございます。  歳入歳出補正予算の主な内容につきましては、212ページからの事項別明細書により御説明申し上げます。  歳入の第2款府支出金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険料の減免に対する国の財政支援分の増額等に伴い、2,072万円を増額するものでございます。  第3款繰入金につきましては、人件費等の補正に伴い、435万2,000円を減額するものでございます。  第5款繰越金につきましては、令和元年度決算の収支が確定したことを踏まえ、前年度繰越金について1億4,165万2,000円を増額するものでございます。  続きまして、214ページを御覧ください。  歳出の第1款総務費につきましては、人件費等の調整分及び国民健康保険システム変更委託料として、435万2,000円を減額するものでございます。  216ページを御覧ください。  ページ下段の第4款保健事業費につきましても、人件費等の調整分328万円を減額するものでございます。  218ページを御覧ください。  第7款諸支出金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険料の減免に係る還付金といたしまして、2,400万円を増額するものでございます。  第8款予備費につきましては、令和元年度決算の収支が確定したことを踏まえ、1億4,165万2,000円を増額するものでございます。  なお、220ページから225ページに給与費明細書、債務負担行為に関する調書をそれぞれ添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願いいたします。  続きまして、議案第58号 令和2年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書の251ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算それぞれに1,923万2,000円を追加し、補正後の総額を67億8,223万2,000円と定めるものでございます。  それでは、歳入歳出補正予算の主な内容につきまして、254ページからの事項別明細書により御説明申し上げます。  歳入の第2款繰入金につきましては、人件費等の補正に伴い、498万8,000円を増額するものでございます。  第4款繰越金につきましては、令和元年度決算の収支が確定したことを踏まえ、前年度繰越金について1,424万4,000円を増額するものでございます。  256ページを御覧ください。  歳出の第1款総務費につきましては、人件費等の調整分及びシステム機器改修委託料として、498万8,000円を増額するものでございます。  258ページを御覧ください。  第2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、令和元年度決算の収支が確定したことを踏まえ、大阪府後期高齢者医療広域連合負担金につきまして、1,424万4,000円を増額するものでございます。  なお、260ページから263ページに給与費明細書を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願いいたします。  以上、簡単ではございますが、議案第55号及び議案第58号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 293 ◯野村生代議長 次に、議案第56号について、藤原総務部長。 294 ◯藤原卓也総務部長 続きまして、議案第56号 令和2年度大阪府枚方市財産区特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の227ページをお開き願います。  今回の補正につきましては、先ほどの議案第73号の枚方市長尾財産区財産の処分についてのほか、楠葉財産区並びに春日財産区財産の一部を処分することに伴いまして、補正を行うものでございます。  まず、第1条の歳入歳出予算の補正では、歳入歳出それぞれ1億9,551万6,000円を追加し、補正後の総額を9億2,600万円と定めるものでございます。  次に、補正予算内容につきまして、230ページの歳入歳出補正予算事項別明細書を御覧いただきますようお願い申し上げます。  歳入では、第1款財産収入といたしまして、土地貸付収入350万1,000円を増額、並びに土地売払収入1億9,201万5,000円を増額するものでございます。  次に、232ページをお開き願います。  歳出の補正では、まず第1款総務費につきまして、地元補償金といたしまして7,758万3,000円、財産区基金積立金といたしまして7,952万9,000円など、旧財産区の運営に要する経費1億5,711万3,000円を増額しております。  また、第2款繰出金につきましては、財産売払収入の2割相当分でございます3,840万3,000円を増額いたしております。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第56号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 295 ◯野村生代議長 次に、議案第57号について、山崎健康福祉部長。 296 ◯山崎 宏健康福祉部長 続きまして、議案第57号 令和2年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書234ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれに1億6,407万円を追加し、予算の総額をそれぞれ363億8,607万円と定めるものでございます。  第2条債務負担行為につきましては、議案書237ページを御覧ください。  第2表のとおり、介護用品支給事業委託につきまして、令和3年4月から事業を行う必要があるため、限度額を5,303万1,000円と設定するものでございます。  それでは、主な補正予算内容につきまして、歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明いたします。  238ページを御覧ください。  まず、歳入の第2款支払基金交付金では、介護給付費交付金につきまして、令和元年度介護給付費決算額の確定に伴い、令和元年度概算交付の不足分1,747万3,000円を増額するものでございます。  第3款国庫支出金では、同じく介護給付費負担金につきまして、令和元年度介護給付費決算額の確定に伴い、令和元年度概算交付の不足分2,862万1,000円を増額するものでございます。  第4款府支出金につきましても、第2款、第3款の補正と同様に、令和元年度概算交付の不足分1,181万7,000円を増額するものでございます。  第6款繰入金につきましては、人事異動に伴い、人件費分11万7,000円を増額するものでございます。  第8款繰越金につきましては、令和元年度決算額の確定に伴い、前年度繰越金を1億604万2,000円増額するものでございます。  次に、歳出につきまして。  240ページをお開きください。  第1款総務費につきましては、人事異動に伴い、人件費を11万7,000円増額するものでございます。  第5款諸支出金につきましては、令和元年度地域支援事業費の決算額確定に伴い、国・府等への償還金を、243ページに記載のとおり、3,887万4,000円増額するものでございます。  第6款基金積立金につきましては、令和元年度決算額の確定に伴い、歳入の前年度繰越金等のうち、償還金に充当する額を除きました残額を介護給付費準備基金に積み立てるため、1億2,507万9,000円を増額するものでございます。  なお、244ページ以降に給与費明細書及び債務負担行為調書を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、議案第57号 令和2年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第2号)の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 297 ◯野村生代議長 次に、議案第59号について、水野子育ち支援監。
    298 ◯水野裕一子育ち支援監 続きまして、議案第59号 令和2年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書265ページをお開き願います。  第1条歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出それぞれ144万2,000円を追加し、補正後の総額をそれぞれ3,874万2,000円と定めるものでございます。  それでは、補正予算内容につきまして、事項別明細書により御説明申し上げます。  268ページをお開き願います。  まず、歳入でございますが、繰越金につきまして、前年度繰越金を144万2,000円増額するものでございます。  続きまして、270ページをお開き願います。  歳出でございますが、母子父子寡婦福祉資金貸付事業費につきまして、前年度繰越金を144万2,000円増額したことに伴い、同額の144万2,000円増額するものでございます。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第59号の提案理由とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 299 ◯野村生代議長 次に、議案第60号及び議案第62号について、伊藤上下水道事業管理者。 300 ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 続きまして、議案第60号 令和2年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第4号)及び議案第62号 令和2年度大阪府枚方市下水道事業会計補正予算(第4号)につきまして、順次提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第60号につきまして、御説明いたします。  恐れ入りますが、議案書の272ページをお開き願います。  第2条収益的収入及び支出でございますが、収入では一般会計からの補助金等の実績額が確定したことに伴い、第1款水道事業収益の第1項営業収益を16万5,000円、第2項営業外収益を321万9,000円、それぞれ減額するものでございます。  支出では、人事異動に伴う人件費等につきまして、第1款水道事業費用の第1項営業費用を2,668万5,000円減額するものでございます。  次に、272ページ下段から273ページでは、第3条資本的支出を記載しております。  273ページをお開き願います。  第1款資本的支出の第1項建設改良費では、人事異動に伴う人件費のほか、大口需要者割引制度の導入に伴う上下水道料金システム改修や新型コロナウイルスの影響による工期の変更などにより、1,214万6,000円減額するものでございます。  次に、第4条継続費でございますが、中宮浄水場更新事業につきまして、工期の変更に伴い、期間及び年割額を変更するものでございます。  次に、第5条債務負担行為でございますが、中宮浄水場更新事業及び浄水施設運転維持管理業務等委託につきまして、工期の変更に伴い、期間を変更するものでございます。  次に、274ページの第6条議会の議決を経なければ流用することのできない経費では、職員給与費を3,664万1,000円減額するものでございます。  次に、第7条他会計からの補助金では、一般会計からの補助金等の実績額の確定に伴い、補助を受ける金額を3億6,251万6,000円に改めるものでございます。  なお、275ページ以降に補正予算説明書等を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  続きまして、議案第62号につきまして、御説明いたします。  恐れ入りますが、議案書の311ページをお開き願います。  第2条収益的支出でございますが、人事異動に伴う人件費等につきまして、第1款下水道事業費用の第1項営業費用を2,377万6,000円増額するものでございます。  次に、第3条資本的支出でございますが、人事異動に伴う人件費のほか、大口需要者割引制度の導入に伴う上下水道料金システム改修により、第1款資本的支出の第1項整備事業費を1,779万2,000円増額、第2項建設改良事業費を490万8,000円減額するものでございます。  次に、312ページの第4条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費を3,377万2,000円増額するものでございます。  なお、313ページ以降に補正予算説明書等を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、議案第60号及び議案第62号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 301 ◯野村生代議長 次に、議案第61号について、岡市市立ひらかた病院事務局長。 302 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 続きまして、議案第61号 令和2年度大阪府枚方市病院事業会計補正予算(第6号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  今般、新型コロナウイルス感染症対策として、国の2次補正を財源とする府補助金等を活用した医療機器の購入費やチャレンジ雇用に伴う給与費などを補正するものです。  恐れ入りますが、議案書の295ページをお開き願います。  第2条で収益的収入としまして、第1款第1項の医業収益を210万円増額し、収益的支出としまして、第1款第1項の医業費用を210万円増額するものです。  296ページにまいりまして、第3条で資本的収入としまして、第1款第6項の補助金を1,739万1,000円増額し、資本的支出としまして、第1款第1項の建設改良費を1,739万1,000円増額するものです。  第4条の債務負担行為でございますが、本年4月からの患者給食調理業務委託につきまして入札を行ったところ不調となったため、令和3年1月末まで昨年度の受託業者と再契約を行いました。令和3年2月以降の契約に向け委託内容や積算を見直し、限度額を改めて設定するものでございます。  297ページにまいりまして、第5条では、議会の議決を経なければ流用することのできない経費といたしまして、給与費の補正予定額を210万円増額するものでございます。  それでは、主な内容につきまして、御説明申し上げます。  298ページをお開き願います。  まず、1.収益的収入(1)病院事業収益でございますが、医業収益のうちチャレンジ雇用人件費補助金として、その他医業収益を210万円増額し、300ページにまいりまして、2.収益的支出(1)病院事業費用でございますが、医業費用のうちチャレンジ雇用に係る人件費として給与費を210万円増額するものです。  次に、302ページにまいりまして、3.資本的収入(1)資本的収入でございますが、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金として、府補助金を1,739万1,000円計上し、304ページにまいりまして、4.資本的支出(1)資本的支出でございますが、新型コロナウイルス感染症における検査数の増加に対応できるよう、全自動化学発光酵素免疫測定装置等の購入費として、1,739万1,000円を増額するものです。  なお、306ページ以降に給与費明細書等を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、議案第61号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 303 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。松岡議員。 304 ◯松岡ちひろ議員 それでは、私のほうからは、議案第61号の病院事業会計補正予算のうち、議案書296ページ、第4条債務負担行為について、お尋ねしたいと思います。  この債務負担行為は、患者給食調理業務委託が不調となったことで委託費の増額を行うという提案です。6月議会でも、洗濯業務などの委託が入札不調によって増額補正されました。病院事業の業務委託募集の不調が続いていますが、今回の患者給食調理業務の不調要因について、お聞きいたします。  また、増額金額はどのように決めておられるのでしょうか。お聞きいたします。 305 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 今回補正する患者給食調理業務委託におきましては、令和2年1月に入札を行ったところ1社のみの入札参加となり、2回目の入札でも価格の折り合いがつかず不調となったため、現在の委託業者と令和3年1月までの延長契約を行ったものでございます。そのため、複数の病院給食委託業者へのヒアリングを行い、業務責任者の要件緩和など仕様内容の一部見直しを行った上で、今回補正予算を計上しているものです。 306 ◯松岡ちひろ議員 つまり、業者の声を聞かれて、責任者の要件緩和をしたのだということです。このような仕様の見直しに当たっては、緩和しても質を下げることなく給食を提供できるのか、お聞きいたします。  また、現在、学校給食なども委託事業が全国で増加していると聞いています。入札不調は全国でも、枚方でも起きていて、これから先も病院の給食調理業務委託に事業者を探すのは厳しいのではないでしょうか。委託経費が増加することが見込まれますが、直営との経費比較は試算していただいているのでしょうか。お聞きいたします。 307 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 今回の仕様見直しにつきましては、経験の浅い有資格者より一定の要件を備えた経験豊かな人材が業務責任者に就けるようにするもので、提供する給食自体に影響は出ないものと考えております。  次に、受託事業者の数につきましては、委託費の積算において病院給食に実績のある複数の事業者からそれぞれ参考見積りを提出いただいていることから、受託事業者は一定数存在すると認識しております。  また、病院における調理業務を直営で行うには2交代勤務に対応する人員配置が必要であること、食材費においても委託業者の大量購入による削減効果を享受できなくなることなど、委託によるメリットが大きいと考えております。 308 ◯松岡ちひろ議員 最後、意見、要望とさせていただきたいと思うのですけれども、答弁は、経験の浅い有資格者と経験豊富な方という比較がされましたが、つまり、国家資格者とそうでない方の比較であります。給食アンケートの結果資料を見させていただきましたが、現行のアンケート結果は良い・普通の評価をいただいています。  今回の要件緩和では、給食に影響はないと答弁がありましたが、私の友人の他市の話でありますが、お父様が大腸がんで手術された後に、本当は重湯なのにおかゆが手違いで出され、そのことでお父様は生死をさまよったということです。病状によっては命と直結する給食業務の要件緩和は、病院に寄せていただいている信頼、皆さんから納得してもらえるのかと心配です。  委託はメリットがあると、委託ありきではなく、消費税の増税や、食材費や人件費の高騰など、社会的要素が変化しているわけですから、まずは直営と比較の中で方針を出していくべきではないかと要望して、質問を終わります。 309 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 310 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第55号から議案第62号までについては、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 311 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本8件については、委員会の付託を省略することに決しました。 312 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 313 ◯野村生代議長 これから、議案第55号から議案第62号までの8件を一括して採決します。  本8件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 314 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本8件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 315 ◯野村生代議長 お諮りします。  議事の都合により、9月8日から9月11日までの4日間を休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 316 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、9月8日から9月11日までの4日間を休会とすることに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 317 ◯野村生代議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会します。     (午後4時21分 散会) 発言が指定されていません。 Copyright © Hirakata City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...